今年1年はいろんなことがあった。個人的にも社会的にもだ。1つ1つの現象だけをみて大騒ぎすることも時にはいいのかもしれないが、ものごとはやはり大局的に見る必要がある。景気・経済循環も20世紀の理論では説明つかなくなっているし、20世紀では戦争や核はいわゆる「必要悪」みたいな扱いだったが、今年は超大国アメリカ自身が「核廃絶」わ言い始めた。2010年5月には、国連で核問題を話し合う国際会議が予定されている。唯一の被爆国として、日本国民の声を届ける必要もある。
先日、あるテレビ番組で「資本主義の功罪」のような報道をしていた。全部見ていたわけではないが、やはりこれだけ開発途上国が台頭し、金融資本主義といわれる実態を無視したマネーゲームのような状況を維持し続けることは困難になっている。やはり、まじめにモノづくりに軸足を置き産業振興を進めるべきだ。私も、資本主義が「来年にでも」という近視眼的に崩壊するとは思っていないが、確実に「強欲資本主義」は壁にぶち当たっている。日本でも、これだけ格差が広がっては、1%の富裕層が99%の庶民を踏み台にしている状況を続けることはできないであろう。政権交代もその一面である。
どちらにしても、来る2010年が明るい年であることを祈る。