こまちのさすけね亭

ひだまりを 拾って歩く お年寄り

知らないおばさんにお尻を叩かれました

2008-08-17 | 徒然日記
仙台行きの高速バスに乗り込んだら、3列目のおばさんが補助席を出して荷物を置いていました。

それより前は空いていませんでした。

後ろに行きたくて、補助席の前で止まりました。


おばさんは荷物をどきましたが、補助席を片付けません。

そして、私に

「その長い足でまたいだらいいでしょ」

と言いました。

そんなことはできるわけがありません。

何度もまたげと言うので、

「一度たたんでもらわないとムリです」

と言って椅子をたたんで通りました。

すると、すれ違いざまにお尻を叩かれました!!!

何をしてくれるんだー

まあ、軽くですけどね。

でも、ちょっと触れたのではなくやっぱり明らかに叩かれました。

怒りを込めて振り返ったら荷物をごそごそやっていました。

その後にもバス停があり、まだ人が乗ってくるのに、いちいち補助席を出したりしまったりしていました。

高速道路に入ると、運転手が放送で、通路確保のために補助席は出さないようにして下さいと注意を促しました。

しかし、そのおばさんは補助席を出したままでした。

休憩中、運転手がおばさんに直接注意をしました。

「何かあったときに後ろの人が通れないので補助席は使わないで下さい」

「あーはいはい、後ろ後ろ後ろね~」

とわけのわからないことを早口で言い、おばさんは真後ろの人の顔をじっと見ました。

後ろ…って、すぐ後ろじゃなくて後ろ全体だと思う…。

話しているところを聞くと、イントネーションなどから日本人ではないのかなと思いました。

運転手の言うことがあまりわかっていないようでした。

再びバスが走り出すと、懲りないおばさんはまた補助席を出して荷物を置きました。

車内には、休憩時間から「あの人はなんだか変だぞ」という空気が漂っていました。

バス停に着くと、おばさんが荷物をどいて補助席を片付け始めました。

荷物はいくつもあり、ビニール袋が手摺りに引っ掛かったりしてなかなか補助席がたためません。

降りるお客さんで長蛇の列です。

がさごそがさごそという長い格闘の末にやっとたたんで、お客さんが降りていきました。

おばさんの傘に引っ掛かってつんのめった男性がいました。

そして、私も降ります。

降り際、運転手にひとこと言いました。

「すみません。補助席ずっと出してた人にお尻叩かれたんですけど」

後ろにもまだ降りる人がいたので、手短に。

「大変申し訳ありません」

変なお客さんに振り回され、運転手はなんだか気の毒でした。

知らない人にお尻を叩かれてとても嫌な気分になりましたが、言ったことで少しすっきりしました。