こまちのさすけね亭

ひだまりを 拾って歩く お年寄り

2020年1~2月に観た映画

2020-03-22 | 徒然日記
2月を最後に、最近映画館に行っていません。

1~2月に劇場で鑑賞した作品の中で、一定の基準を満たした作品をご紹介します。

基準は★4以上です(5が満点)。


◎クリント・イーストウッド監督『リチャード・ジュエル』

実在の人物をもとにした作品を発表し続けているイーストウッドですが、本作のリチャード・ジュエルという選択が素晴らしいと思いました。

さすがの目のつけどころです。

イーストウッド作品らしく感情を激しく揺さぶられ(エモいのとは違う)、ああやはり映画は楽しいなぁ観て良かったなぁと。

延期濃厚だと思いますが、オリンピックを控えた日本国民こそ観るべき作品。

危機意識の低い日本は、いつテロの標的となってもおかしくありません。

メディア等によって闇に葬られた人間もたくさんいるのだろうなぁと考えさせられる作品でもありました。

リチャードの母親役・キャシー・ベイツの演技が素晴らしいです。


◎シュリラーム・ラガヴァン監督『盲目のメロディ ~インド式殺人狂騒曲~』

壮大な、絶対に笑ってはいけない殺人事件。

特に、殺人現場の様子が超シュールでコントみたい。

インド映画らしいダンスシーンはありませんが、敵と味方が目まぐるし入れ替わり、誰も信じられないスリルと迫力あるストーリー展開で最後まで目が離せません。

目が見える・見えないことをうまく利用した脚本はよく練られています。


◎HIKARI監督『37セカンズ』

障害者の性・自立・親子関係を描いた秀作。

オーディションで選ばれたという主演の佳山明は、実際に障害があります。

彼女に合わせて設定を変えたりとリアリティーがあり、意欲的な製作過程にも好感が持てます。

一生懸命作られたパワーが伝わってくるのですよね。

このような作品をたくさん観たいです。


そして、基準には満たなかったものの『スピリッツ・オブ・ジ・エア』のデジタルリマスター版は観て良かったです。

大好きな石井竜也さんの片鱗を感じることができました。

きっと、この作品に影響を受けたのではないでしょうか。

石井さんは映画好きでも知られています。


余談ですが、人が集まりまくるので最近某大型ショッピングモールには近付かないようにしています。

どうしてもそこの映画館に用事があったのでささっと行って来ました。

予め購入していた今月末まで使える鑑賞券がありまして、延長できないか聞きに行ったのです。

ネットには延長できる何種類かの鑑賞券が記載されていたのですが、私が持っているものは含まれていませんでした。

窓口で人を呼び出し、確認にそれなりに時間はがかりましたが、6月末まで延長できるとのでした!

窓口の人がとても感じが良く、最近冷たい店員が多いなか、心があたたまりました。

どうしても観たかった洋画も公開延期が決まりました。

その作品が公開される初夏には、映画館に行きたいです。