昨日は、県消防学校の初任科入校式に議長代理で出席した。県内13の消防本部に採用された62人の消防士たちに、任務遂行に必要な基礎的知識や、技術の習得を学ぶ大切な学校である。県消防学校や警察学校はたいてい県庁の近くにある。しかし山形県消防学校は、代々庄内に設置されてきた。山形市にという声もあったが、今も三川町の現在地にある。施設の一極集中を防ぐため、先人の努力が残した貴重な県有施設である。
私は、たくさんの高等学校や短期大学校の入学式や、卒業式に来賓として参加してきたが、生徒読み上げで、生徒の「はい」の返事しっかり聞き取れる学校は少ない。保育園や小学校は、元気ですがすがしいが、高学年になるほど声は小さくなる。この前の東北公益文科大学では、学長に注意を喚起され、やっと声を出す始末である。返事くらい「しっかりしろ」といいたくなる。
消防学校は違う。力いっぱいの返事に動作のすがすがしさは、さすが消防士といえるものだった。「はい」の返事ひとつで学ぶ姿勢が透けて見える。
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