第6師団創立48周年・神町駐屯地創立54周年を記念した記念式典と祝賀会が、18日に東根市の陸上自衛隊神町駐屯地を一般公開と併せて行われた。私は議長代理として来賓席に並んだ。大勢の来賓者と一万人を超す市民が見守る中、式典が始まった。南東北3県から1300人の隊員が参加した各種訓練や、各種車両の観閲式は壮大なものだった。特に松島航空基地から飛び立ち、10分で到達したというマッハ2を誇るF2支援戦闘機が爆音を響かせて、翼を振りながら会場上空を2回旋回して飛び去って行った。射程距離が10キロの大砲や、実演さながらの戦車の空砲爆音は、体に響く迫力だった。
その後開催された祝賀会は、関係自治体や自衛隊関係者、県会議員、国会議員など千人規模であった。来賓祝辞は出席した鹿野道彦衆議院議員、近藤洋介衆議院議員、舟山康江参議院議員、岸宏一参議院議員全員である。民主党の3国会議員の挨拶は、普天間問題を抱え「自衛隊の皆さんごくろうさん。山形県の6師団は守ります」「今度の参議院候補者は、自衛隊出身です」「安全保障は、自衛隊も農業も一緒です」と、とんちんかんをさらけ出したものだった。日本を背負う政権政党の国会議員として、国民への訴えは不可欠である。