とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

新人国会議員に激しいヤジ

2013年03月17日 | インポート

003 「安部総理は、昨日、TPP交渉に参加する旨の表明を行った。国民に対する十分な情報開示と国民的議論が行われていない中で、TPP交渉参加の意思を表明したことは、国民との約束を反故にするもので、誠に遺憾であり、強く抗議する」で始まった「TPP断固反対」山形県民緊急集会の会場、山形テルサは異様な雰囲気に包まれた。
 身近にせまる農業の崩壊や、新自由主義に押し流されようとする地方の危機意識に火がついた格好だ。国際価格の農産物を瀬戸際で守っているのが関税である。これに守られてきた食料品を中心とした農産品は500種類にも及ぶと言われ、その価格の根底が揺らぐ一大事である。インフレターゲットに齟齬が出てくるなど不安は尽きない。
 集会であいさつに立った、先の総選挙で初当選の自民党衆議院議員は、平謝りと弁解に終始した。そこに容赦ない罵声が飛んだ。「政治は結果だ」「議員をやめろ」「弁解はいらん」今まで経験したことのない厳しいヤジには驚いた。
 TPP交渉はどんな道をたどるのか、政権政党がどう対峙しようとしているかは見当もつかないが、この黒船が日本の形を変えることだけははっきりしている。それは、中山間地の崩壊から徐々に幕をあける。経済アナリストやマスコミが総じて賛成している不気味さを感じる。
 

コメント
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