酒田港、新日鉄軽金の工場跡地に酒田港リサイクル産業センターがメガソーラーを設置する。準備期間が終わって、その起工式が行われた。1.7haの敷地に7520枚の発電パネルを設け、1.2メガワットの出力計画だ。
そもそも山形県は、東日本大震災の後、発電拠点の分散と原子力発電に頼らない電力として、再生可能エネルギーの導入を計画的に進める戦略を打ち出している。しかし、自然まかせの不安定電力は課題も大きい。発電コストは電力料金にリンクし、送電線インフラの遅れも大きな壁になる。
県内ですでに稼働したメガソーラーは今のところない。今回の事業は庄内では唯一であり、県内の今年度の計画は6事業あり、これから一斉に動き出すものと思われる。酒田港リサイクル産業センターの計画では、平成25年9月に運転開始の予定で、県内初のメガソーラーとなる可能性は高い。
酒田北港内における事業であり、港湾地区の再生可能エネルギーの拠点化に向けた大きな一歩と言える。起工式は快晴だった。私にもご案内があり「良い天気に恵まれた。ソーラー発電は天気が命です」と祝辞を述べた。