肌寒い日が続いている。行楽絶好調のゴールデンウィークも腰折れである。桜はやや遅れたものの、まずは楽しませてくれた。ところが、桜の名所である舞鶴公園の桜並木は、花がまばらだった。地元の話によれば、咲き始めに氷雨や強風に会いおかしくなったのだと言う。ボリュウムたっぷりのソメイヨシノこそが花見なのだが。
異常天候が頻発すれば、異常とは言えない。それも織り込んだ天候対策が必要となる。困るのは行楽に限った事ではない。農家のハウスの育苗管理は大変だ。冷たい小雨が続いている時、気まぐれに雲が切れて、太陽が顔を出す時がある。日差しの強い今、ハウス内温度は急上昇する。まさに分単位の作業が強いられる。遮光材でハウスを覆い、換気でハウス内温度を下げる。作業が遅れれば高温障害となり積み重ねてきた苦労は水泡と消える。
5月になり、県議会はクールビズの服装が原則となった。連日10℃前後の気温が続いている中、クールビズでもあるまいと思う。その矢先に、夏日が来るかも知れない。異常天候は困ったものだ。
寒い中、欅の葉が芽吹いてきた。柿の葉も同様である。庭のキハダの芽も確実に成長を始めた。自然の生命力を感じる季節だ。