花王酒田工場は6月24日、敷地内に紙おむつ工場を新設し、2014年春にも稼働すると発表した。花王によると紙おむつは国内外で需要が増えており、将来的なロシアやアジア各国への輸出増に備え、酒田港に隣接する同工場で生産体制を強化する。
計画では、新工場は床面積約1万5000平方メートル、投資額は50億円。既存工場の北西側に9月着工する。関連企業を含めて、数十人規模の地元雇用が見込まれるという。
酒田市役所で会見した谷本均工場長は「(酒田工場が)製品のグローバル供給を担う意味で、工場から2キロの距離にある酒田港は大きなインフラになる」と説明した。
私は「工場から2キロの距離にある酒田港のインフラが大きい」と発表した谷本工場長の説明に酒田港の未来を感じた。早速28日の予算特別委員会で「酒田港の荷役補助制度の見直しや、荷役作業コスト」について質問した。知事答弁は「具体的な答弁は出来ないが、充分検討する」旨であった。私は、思い切った作業が進むものと理解しお礼を申し上げた。
条例補助金はあるものの上限がある。荷役作業業者は寡占状態にあり、競争原理が働かない事など総点検の必要がある。せっかくの朗報である。港の賑わいを取り戻し元気な酒田港にしたいものだ。