とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

建設進まぬ日本海沿岸東北自動車道

2015年10月03日 | 日記

 なかなか繋がらない日本海沿岸自動車道の山形・秋田県境区間建設促進大会が秋田県にかほ市で開催された。日本海国土軸の根幹である日東道は新潟から青森を結ぶ重要な道路だと、国をあげて唱え、その当事者である沿線自治体も強く願い、要望活動や政治要請も続けてきた。出身国会議員も大会に出席しては「力を合わせて頑張る」と力強いあいさつはするが、遅々として進まない。
 主要高速道は、老朽化対策が課題となり首都高速は新たな建設も始まろうとしているのに日本海国土軸は、いつ繋がるのかさえはっきりしていない。結果、日本海沿岸の人口減少は加速度的に進み、歯止めすらかからない。マスコミは、人口密度の低い所に高速道路は無駄な投資であるとの論調を繰り返し、世論もひきづられている様に思える。
 高速道路が通れば満足であると言うのではない。日本海沿線に住む国民の一人として、最低限のインフラは当たり前の事。憲法に保障されている最低限の文化生活の権利を有する精神である。それでも日東道の秋田県側は、今月18日に象潟まで開通が決まっている。山形県側は、酒田みなとインターから遊佐鳥海インターまですら予定はない。ましてや、遊佐鳥海インターから県境までは、まだその先の話である。
 今日の大会で秋田県選出の御法川信英代議士のあいさつが興味を引いた。「この県境区間、オリンピックの5年後までには開通させたい。しかし無理かなあ。7年かかるかなあ」儀礼的でない率直さに近親感を感じた。

 

 

 

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