とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

クロッカスが咲いた

2016年03月12日 | 日記

 県議会でしばらく振りに家に帰るとクロッカスの花が咲いていた。この前まで軒下の雪が残っていたと思っていたのに、何で春をキャッチしたのか、誇らしげに競い合って咲いている。クロッカスは早春に咲く花の代表格でもある。今日の天気は晴天。しかし気温は5℃と肌寒いが季節は確実に春の芽を出している。
 咲いている庭先のクロッカスにはそれなりの歴史がある。昭和62年私が市議会議員に立候補を決意しようとしていた当時、酒田市内の若手で組織された「50人協議会」があって、商工青年部や農協青年部らしい人らが集って、酒田の未来を語り合っていた。その中に型破りの鉄鋼エンジニアがいて、考え方や職種はまったく違うが、何故か意気投合する仲間になっていた。
 「お前が市議会に出るなら、普通と違う事をやれ」と言われ、記念イベントに「車の酒田一周ラリー」をやろうと提案され、面くらった。しかし、彼の人脈は広く、あっと言う間に50人もの参加者が揃った。その時の開催記念品がクロッカスの球根である。これも又変わっている。
 そのクロッカスが、その時の参加者の庭に今でも咲いている。もう30年も経過しているが、「咲いたか」と確認し合い、昔を偲んでいる。花も色とりどりだったが、何故か今は、黄色だけが残っている。

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