県は子育ての推進を「孫育て交流サロンを通じて、地域全体で子育ての環境を広げて行きたいとして」新たな交流サロン創設にむけて、補助金を交付する方針が報道で明らかになった。
3世代同居率と共稼ぎ率の高い山形県は、祖父母が子育てに重要な役割を果たしている。「三つ子の魂百までも」のことわざにある様に、祖父母と子どもと向き合う姿勢が、子どもの成長に大きな影響を与えることは言うまでもない。祖父母からにじみ出る社会性や人生観が伝承される絶好のチャンスである。
報道によれば「孫育て交流サロン」は、常に住民に開放され、孫の面倒を見る祖父母が気軽に立ち寄れて、交流や情報交換が出来、月一回以上世代間交流活動が出来る拠点施設とある。役所らしい理由づけだが、塾や学校、保育園への送り迎え、アクシデントへの対応や、医療機関へ付き添ったり等、現実的にはかなりハードな面がある。
子どもはそれを体験し次世代へとつながり、リレーされて行く。最強の応援団として、祖父母の存在は大きい。拠点サロンで横軸の連携が生まれ、父母とは違う子どもサポートの切り口がある。「子は国の宝」地域が連携して育てたいものだ。