とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

高付加価値野菜で健康を

2018年02月24日 | 日記

 医療と農業の距離を縮め、一体化して新しい産業を作り出そうと研究している会社が福岡県朝倉市にある。株式会社アグリガーデン&アカデミー(AGSA)は、身体の健康と相関関係があると言われる抗酸化力に着目し、活性酸素消去能力の高い、高付加価値野菜作りを目指している。
 同社は実験圃場を保有し、ICT活用した科学的農法や経営管理・品質管理手法を追求し「機能性野菜」に特化した農業技術・農業経営指導を展開している。一般的に農業法人では、量や規模拡大で国際競争力を求められているが、中国や中南米の耕作面積は遥かに広大なもので、そこに栽培や技術が普及すれば、大量生産での国内産の野菜では勝負にならない。
 抗酸化力の高い野菜とは、土壌微生物による地力の高い発酵土壌で採れる野菜と定義づけられており、土壌微生物の働き方に着目し、抗酸化力の高い野菜と発酵土壌との相関関係、発酵土壌のためのナレッジの確立に向けた研究に取り組んでいる。
 現在、数多い高価なサブリメントは市場に溢れている。効き目はさて置いても、健康でいたい願望は高齢化社会を謳歌している。動物が生きる事は、単純に考えると、食べて、出すの繰り返しである。しかし、何を食べるかが問題で、食と農業は深い因縁がある。何を食べるかの疑問に答えようとして研究は、進化している。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする