近くの空き地が野ダイコンの花盛りで、ちょっとした風情を醸し出している。一方、同時期に咲く「なの花」は鮮やかな黄色なので皆に好かれている。野ダイコンの花は薄紫色であまり目立たず地味な風貌である。
ダイコンとなの花は同じアブラナ科の植物でよく似ている。花弁の色違いで支持率の高い低いかに分かれてしまっている。スーパーの大根に花が咲く事など想像する人はあまりいないが、ダイコンは古い時代に日本に導入されて以来、品種改良を繰り返して現在の姿に特化したのだ。
わが家の空き地に広がった野ダイコンは2年前の今頃、近くの河川の土手に野ダイコンが群生していると聞き写真を撮りに行った。畑で栽培されていたダイコンの種子が川に流されて河川敷などで自然発生したものが野ダイコンと言われている。
写真撮りのついでに、3本の野ダイコンを持ち帰って植えてみた。何となく生きていた様子だったが、翌年には10本くらいに増えていた。ところが今年は100本以上の群生に増え、草丈も腰位の所まである。繁殖力強さにビックリした。来年は千本にも増えるのか怖い気もする。
わが家の田植えは土日で終わった。二人で助け合って乗り切ることが出来た。五月晴れの清々しい土日だった。