選挙は魂の戦争であると私は思っている。県議選は事実上、選挙戦の真骨頂にあるといってもいい。公平性を保つため公職選挙法によって規制はあるものの、戦争の勢いは効果のあると思われるグレーゾーンを狙って仕掛けられる。
昔は選挙用ビラを紙爆弾と称して運動員が一斉に無差別にポステングをする。夜回りである。今はネットを使ったスマートな形になった。その分選挙への参加意識が低下したと思える。選挙が他人事になったのか低投票率が課題である。
口コミ戦術もある。自分に有利な事、相手の不利な事を噂として意図的に広げる戦術である。人の口に戸は立てられないとして広がっていく。フェークニュースは戦争の核心的戦術でウクライナ戦争でも多用され実態は分からないと言われている。
県議5期20年、選挙で一緒に戦った仲間を私は戦友だと思っている。その中で仙台に移住した戦友がいる。その戦友が酒田に来るというので一杯やろうと声がかかった。「久しぶりだなあ。3年ぶりだろうか」と乾杯をすると、時々は酒田に来ているらしく、一人二人と会っていたらしい。大げさな事が嫌いな彼らしいと納得をした。
一晩語り合った事は、昔の選挙話より現在の酒田の分析が大半だった。誰よりも酒田の未来を心配しているなあと感じた。