部屋に差し込む朝日がやたらと強くなった。そう言えば3月9日のお昼に我が家の寒暖計が20℃を指していた。「まさかや」と思ったがテレビニュースで4月並みの気温だと報道していたので気温計の故障ではないと分かった。
「春よ来い。早く来い」北国、雪国に住む叫びである。今年の冬は2月の厳冬期間が長く続き、耐える日々が続いた。その分春の喜びは大きい。よく観察するとばんけ(ふきのとう)が芽をクロッカスは花が咲いていた。どこで春を知るのか確実に季節は進んでいる実感である。
3月11日は12年前マグニチュード9クラスの東日本大震災が発生した日である。三陸沖で発生した巨大津波は想像を絶するものだった。ビルの上や木の上に自動車が乗っている状況を現場で視察した記憶が鮮明に残っている。
酒田では24時間ほどの停電があった。信号が止まり主要道路の交通渋滞や物流が滞りガソリン不足が顕在化した。選挙事務所へガソリンの差し入れがあるほど深刻だった。
仙台港が使用不能となり、酒田港が代替え港としてリダンダンシーを発揮した。日本列島には多彩な顔がある。それを補完し合う仕組みが必要だ。政治の責任は大きい。