Nonsection Radical

撮影と本の空間

街歩きの真意

2012年06月13日 | Weblog
このところ「部長(呼称)」と街歩きに関して話す機会が多い。
部長もブラブラ街歩きをする事が多いそうだ。
と言っても、お互いにその真意を話す事はなく、”オトナ”の会話である。
共通しているのは、何も目的を持たずにブラブラする事で、それがいいんだよね、と意見が一致する。
しかし、そういう会話を聞いていて「あそこへ行ったら何がある。あそこの観光地へは行った方が良い」などとチャチャを入れる人がいて、それが親切心であるのはわかるのだけれど、二人とも”困惑”してしまい顔を見合わせる。
どうやら目的もなく観光地でもないところをブラブラして、何かを見つけて一人楽しむという”無駄”な事が理解されないらしい。
むしろ有名観光地へ行って、「再確認」することに何の意味があるの?と言いたいのだけれど、そんな”無粋”な事は言わない。
世の中はそういうものなんだと、いくら世事に無頓着なsatoboでもわかっている。
だからそうしたい人は、そうすればイイ。
同様に、こちらもそうさせて欲しい。

部長との会話では、ドコソコを歩いていたら、いきなりこんなものに出会ったんだ、程度の話だが、歩いているとそういう事もあるよねぇ、と面白がる。
また”買い食い”に関しても、どんな”名物”を食べるかなどには興味を持たず、どんな普通のお店がいいかを話す。
共通するのは金をかけない(かけられない)という事。
その前に、”グルメ”ではないという事。
ウマい、マズいはわかるけど、それに頓着しないというスタイルだ。

そんなどうにも”ひっかかり”のない話を二人でしていると、不愉快そうに「その何が面白いんや!」言われたりもするのだが、二人とも困り顔で”真意”は話さないのだ。



モトコータウン2
コメント
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