冬が来る前に

衣服はわりと値段のイイものを長く着るタイプだ。
だいたい10年は着る。
フリースなど20年以上着ている。
もちろん「湯に来ろ」などではない。
去年の冬で多くの冬物がすり切れたり、すり切れたり、すり切れたりしてダメになった。
だから今年の冬は、適当なものを探さなければイケナイのだが、これまでと基準を変えねばならない。
長持ちする服というのは、生地がシッカリしている分重い。
その重さがツラクなってきたのだ。
去年までは重いウールのセーターに重いフリースを着て、その上に重いフィールドジャケットを着ていた。
その姿でビデオを回しながら歩き続けるのが想像出来ないのだ。
途中でヘバリそうだ。
去年だってヘバッていたけど。
そこで今年は軽量化することにした。
理想は雪国でオッサンが着ているようなナイロン生地に中綿が入った上着。
軽くてあったそうでダサクて・・・
ところがいざ探してみるとないのだ。
唯一の希望はポケットがデカいこと。
できればビデオカメラが入って欲しい。
しかしそんな服はない。
発想を変えて、工事作業用衣料を探すと、あった。
安くて温かそうで軽くてポケットがわりと大きくて・・・
でも生地が硬い。
ビデオカメラを捧げ持って歩くのには生地が硬いのは支障がある。
10分以上捧げ持っているとTシャツ姿でも腕がブルブル震えてくるんだから。
去年までは、偽N-3Bタイプのナイロンペラペラテカテカのジャケットをヤングが着ていたのだけど、それも今年は見かけない。
なんとしても軽いジャケットを見つけないと今年はツライ冬を迎えそうだ。




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