商店街の古本屋さんのワゴンを覗くと、井上ひさしの「戯作者銘々伝」があった。
この本は、何度も買い何度も手放し、また手に入れる事が続く不思議な本だ。
思わず手に取り値段を見ると50円だ。
当然、”買い”だ。
でも50円なので、もう一冊をと探すと、森瑶子著「プライベート・タイム」という文庫があった。
一時期森瑶子著作にハマっていたので、これも買って100円だ。
帰りの車内で”戦利品”を取り出し、ページをめくる。
扉に鉛筆書きで「S61.12.16 Yukari」と記されている。
Yukariは筆記体だ。
小さく丁寧な文字に性格を想像する。
パラパラめくると最後のページにも「S61.12.16(火)」と記されている。
なにかものすごく大切なものを覗き見したような気持ちになった。
だって森瑶子だ。
だって「プライベート・タイム」だ。
どんな気持ちでこの本を買い、どんな気持ちで日付を記したのだろう。
どんな環境で、あるいは、どんなワケアリで読んだのだろう。
26年経って、Yukariさんは幸せに暮らしているだろうか。
そんなことを想像(妄想)しながら読み始めた。
Yukariさんの生活を覗き見るように・・・
南田辺本通商店街 大阪市東住吉区
兵庫県伊丹市中央1丁目7から
この本は、何度も買い何度も手放し、また手に入れる事が続く不思議な本だ。
思わず手に取り値段を見ると50円だ。
当然、”買い”だ。
でも50円なので、もう一冊をと探すと、森瑶子著「プライベート・タイム」という文庫があった。
一時期森瑶子著作にハマっていたので、これも買って100円だ。
帰りの車内で”戦利品”を取り出し、ページをめくる。
扉に鉛筆書きで「S61.12.16 Yukari」と記されている。
Yukariは筆記体だ。
小さく丁寧な文字に性格を想像する。
パラパラめくると最後のページにも「S61.12.16(火)」と記されている。
なにかものすごく大切なものを覗き見したような気持ちになった。
だって森瑶子だ。
だって「プライベート・タイム」だ。
どんな気持ちでこの本を買い、どんな気持ちで日付を記したのだろう。
どんな環境で、あるいは、どんなワケアリで読んだのだろう。
26年経って、Yukariさんは幸せに暮らしているだろうか。
そんなことを想像(妄想)しながら読み始めた。
Yukariさんの生活を覗き見るように・・・
南田辺本通商店街 大阪市東住吉区
兵庫県伊丹市中央1丁目7から