今読んでいるのは「狼がやってきた日」柳田邦男著 文春文庫
単行本発刊は1979年で、文庫本は1982年。
1973年の「オイル・ショック」の状況を克明に取材したものだ。
40年も前の事だから、当時を知っている人でも忘れてしまった事や、詳しい事を知らずにいた人もいるだろう。
ましてや生まれてもいない人にとっては、教科書の1ページの出来事でしかないかもしれない。
田中角栄が総理大臣だった時の事だ。
経済は行き詰まり、物価が上がり、先行き不安のところに降ってわいた第四次中東戦争による産油国による原油引き締めが日本を襲った。
その時に政府は、企業は、そして国民はどのように振る舞ったのかを追っていく内容。
まだ途中までしか読んでいないけれど、ずいぶん記憶とは違うし、当時知らされなかった事も多く出てくる。
これで連想したのはやはり原発事故の事。
少しずつ関連の書籍を集めているが、あとになってそういう資料が当時を再考するために役立つのではないかと思う。
なにしろリアルタイムでは、情報は錯綜するし、記憶はハッキリしていても落ち着いて考える事はできないので、時間を置いて冷静になった時に検証するというのは必要だろう。
もっとものど元過ぎればなんとやらで、すっかり忘れ去ってしまって、そういう事があったのかという論調が平然と出てくるようでは、検証もなにもあったものじゃないけれど。
そういう世の中でも、キチンと検証して記録に残しておくというのは後世の為にも必要だと思う。
まあそういう難しい事よりも、何かあった時に人はどのように考え、行動するものなのかという興味が一番あるんだけどね。
船尾の街並み 5
和歌山県海南市船尾汐見町,船尾口,黒江天王町
撮影 2013年12月21日 土曜日 14時55分
倉敷センター街 1
岡山県倉敷市阿知2丁目
撮影 2014年1月11日 土曜日 10時20分
単行本発刊は1979年で、文庫本は1982年。
1973年の「オイル・ショック」の状況を克明に取材したものだ。
40年も前の事だから、当時を知っている人でも忘れてしまった事や、詳しい事を知らずにいた人もいるだろう。
ましてや生まれてもいない人にとっては、教科書の1ページの出来事でしかないかもしれない。
田中角栄が総理大臣だった時の事だ。
経済は行き詰まり、物価が上がり、先行き不安のところに降ってわいた第四次中東戦争による産油国による原油引き締めが日本を襲った。
その時に政府は、企業は、そして国民はどのように振る舞ったのかを追っていく内容。
まだ途中までしか読んでいないけれど、ずいぶん記憶とは違うし、当時知らされなかった事も多く出てくる。
これで連想したのはやはり原発事故の事。
少しずつ関連の書籍を集めているが、あとになってそういう資料が当時を再考するために役立つのではないかと思う。
なにしろリアルタイムでは、情報は錯綜するし、記憶はハッキリしていても落ち着いて考える事はできないので、時間を置いて冷静になった時に検証するというのは必要だろう。
もっとものど元過ぎればなんとやらで、すっかり忘れ去ってしまって、そういう事があったのかという論調が平然と出てくるようでは、検証もなにもあったものじゃないけれど。
そういう世の中でも、キチンと検証して記録に残しておくというのは後世の為にも必要だと思う。
まあそういう難しい事よりも、何かあった時に人はどのように考え、行動するものなのかという興味が一番あるんだけどね。
船尾の街並み 5
和歌山県海南市船尾汐見町,船尾口,黒江天王町
撮影 2013年12月21日 土曜日 14時55分
倉敷センター街 1
岡山県倉敷市阿知2丁目
撮影 2014年1月11日 土曜日 10時20分