Nonsection Radical

撮影と本の空間

デジタルコンタクト

2014年05月19日 | Weblog
フィルムで撮影していた時には、現像したフィルムを並べてコンタクトプリント、日本語だと密着焼きとかベタ焼きなどというものをとった。
焼かれた一コマ一コマを見て、どれを大きくプリントするかを判断するのだが、全体を見るとどういう行程で撮影していったかが丸わかりで、それゆえに多くの人が密着焼きされた印画紙(コンタクトシート)を門外不出の扱いにした。
だから高名な写真家がどのように撮影していったかを知りたい人は、そのコンタクトシートを見たがったわけだ。
最近はその門外不出のコンタクトシートを出版するなどの動きがあり、興味のある人には非常に貴重な”資料”になっている。
ところがこのデジタルの御時世。
デジタルカメラで撮影したものは、パソコン画面で一コマずつ確認する状況になり、コンタクトプリントすることもなくなってしまった。
となると、もう誰かの撮影行程を確認する事が出来なくなってしまうというわけだ。
見る事が出来るのは、データが入ったパソコン画面を見る人だけだ。
じゃあ、試しにコンタクトプリントをデジカメで作ってみたらというのが今日の話題。
どうせ提案しても誰もやらないだろうから自分でやってみた。
昨日は大阪へ行って59枚撮影した。
その中で最初のコマから36枚(当然)コンタクトプリントしたのが下のコマで、撮影順に何も手を加えずに並べている。
恥ずかしながらこんな順番に撮影しました。
暇つぶしにつきあってくだされ。










































オランダ坂 3
長崎県長崎市東山手町
撮影 2014年3月23日 日曜日 14時25分
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