Nonsection Radical

撮影と本の空間

盗み聞き

2014年05月23日 | Weblog
ここをクリックすると大きくなるよ。


某日某所
プラプラと作品を眺めていると近くのテーブルで何やら相談事のよう。
何気なく小耳をダンボのように広げて聴いてみると、お花とかを撮影しているんだけど、どうもものたりなくて他のものを撮ってみたいんだけど、どんなものを撮ったら良いのかわからないという”相談”のよう。
ここはそういう相談も受けるんだぁと感心して、相談している女性が見せているお花の写真をチラッと凝視すると、サービス版サイズに赤い花がメインに写っている。
そのあと、どのように話が進んでいったのかは、立ち去ったのでわからないけど、心の中で「イイんじゃないですか。キレイだと思った花をそのまま撮り続けても」とつぶやいた。
撮りたいものを撮ればいいのに、どんな気持ちがわいてきて、何か他のものを、という気持ちになるのかはわからないんだよねぇ。
だから、どういう”解答”をしたのかは興味があったなぁ。そのまま聞き耳をたててればよかった。

なんか結婚生活についての人生相談みたいな感じかな。
特に不満があるわけじゃないんだけど、なんか今の亭主じゃものたりないような気がして、他にも気を引かれる男性がいるんじゃないでしょうか?みたいな。
いやいや、それはね、相手がどうのこうのの話じゃなくて、あなたの気持ちの持ち方でしょう。
あなたの思考を変えてみれば、くたびれた亭主にも別の良い面がみてくるかもしれないし、また他のオトコを見る目が変わるんじゃないですか?
問題はあなたのその平々凡々のものを見る目にあるような気がしますよ。
もっと心を開いて、様々な価値観に触れて、たくさんの事を受け入れて、別の角度からも考えられるようにすれば、良い面も悪い面ももっと見えてくるんじゃないのかなぁ。
たとえ別のオトコに乗り換えても、これまでと違う考え方でつきあってみれば、これまでと違った関係が出来るかもよ。
訊かれもしないのに、そんな”解答”を頭に浮かべながら、次のギャラリーに向かったのであった。

それはそうと、なんか最近、自分の写真がつまんないんだよねぇ・・・




塚本駅前通商店街
大阪府大阪市淀川区塚本2丁目
撮影 2014年5月1日 木曜日 10時35分
コメント
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