里山の移ろい

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悲しいコメ

2017-05-13 15:36:04 | 日記

日本人は、ほぼ毎日米を食べている人が多いはず。

いまさら言うまでもなく、コメは神代の昔から全国で栽培されてきた?

日本人の主食コメ。米によって、日本人が形作られてきた。

 

百姓から言えば、単に生活の糧というだけでなく、

大切なコメを作り続けてきたと言う、プライドがある。

 「俺が作ったコメ、食べてけない」、

と胸を張って言いたいはず!!!

 

ところが、福島の百姓は、胸を張れないのである?

あの、6年前の震災、特に福島原発事故後は、

「福島産」と言うと、売れないと言う。

東京で、即売会を実施したところ、

「何で、福島のコメを売るのだ」、という心無い客が居たというのだ。

 

そんな状況で、福島産のコメは「国内産」としか表示出来ず、

しかも、ブレンド米等として販売されているという。

ほとんどが、業務用とのことだそうだ。

 

このような現実を知るにつけ、心が痛む。

お気の毒である。

福島の百姓が悪いのではない、

ましてや、福島のコメが悪いわけではない・・・・

 

各県競争し、毎年新品種を世に送り出されている、

そんなこともあって、福島産のコメは、

益々厳しさが増すのではないか?

 福島のコメを応援したい。頑張ってもらいたいものだ。

 

宮城県でも「だて正夢」というネーミングのコメが、

この秋から売り出される。

いずれ、品種もたくさんある、どれを食べたらよいのか、正直迷う?

 

私などは、兼業農家。

足りないときは、親戚から買い求める。

一方で、この機会に全国のコメを食べて見たい、そんな願望もある?

流通機構、いわゆる宅急便の普及によって、それも可能にもなった。

 

  「雨に煙る里山」

 雨は、あまり好きではない。しかし、久しぶりの降雨にホッとした。

 人間はもとより、植物にとっても恵みの雨となった。

 一日中降ったが、川の流れは静かなもの?

 ほとんど、地面深くしみ込んだのであろう。

 田植えを前に、大分心配された方もおられた。

 これで、少しは安心されたであろう。

 この地は、田植えも今が盛り。

 今年も、豊作であってほしいものだ。

 

 


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