私たちが子供だった頃、
子供が2人などと言う家庭は、珍しかったものだ。
どこの家にも、4~5人の子供たちがいたものである。
子供たちが集まって、
日が暮れるまで遊んでいたものである。
それが、今や1集落に1人や2人、全然いない集落さえある時代になった。
子供たちの声すら、耳にしたことがないのが今日である。
角田市の調査によると、20年後には人口が現在の半数になる。
そんな、驚くべき結果が出ている。
これは、当市だけでない、人口問題は国の最大級の問題なのだ。
それなのに、国も県も具体策を講じようとする気配がないのが現実である。
したがって、人口減少は急速に進んでいる。
このままでは、米国ェーロンマスク氏の言うよに「日本はなくなる」、
これは「世界にとって大きな損失である」、と述べられている。
こんな中、宮城県の某新聞一面トップに、
「JR東のローカル線全て赤字」、そんなニュースを目にした。
つまり、県内だと陸羽東線鳴子温泉~最上間では、
100円稼ぐのに8,760円などと言うものだ。
バス転換等を要請する狙いのある検討結果でもある。
JR役員は「鉄道は大量輸送が前提・・・」と話す。
こんな結果を公表されると、やむを得ないのかなぁ?
そんな、気持ちにもなってくるが・・・・・・・・
しかし、このまま鉄道網を縮小していけば、その先どうなるのだろう?
地方には、人が住めなくなるのではなかろうか。
住むなと言うのか?
住んだとしても、地方に住む人たちが運賃などの形で負担が多くなる。
これも、形を変えた税金でなかろうか?
JRの役員が、鉄道は大量輸送が前提等と言うが、欠けている視点は、
全国民がどこに住んでもほぼ、平等に生活できるで事でなかろうか?
そのために、国は汗をかくべきであろう。
陸羽東線は、これまで一度も乗車したことがない、一度は乗ってみたいと思っていた。
が、武漢ウイルスでその夢も叶わず今日に至っている・・・・。
国鉄からJRになって35年、
今一度、原点に返って国土の均衡ある発展のために、JRはもちろん、
国も地方も国民も知恵を絞るべきではなかろうか。