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植物の開花や昆虫、鳥たちが飛び始めるようすは、
春の訪れを実感させてくれますね。
生き物たちの春の歩みは南の暖かい地域から始まり、
それぞれのペースで日本列島を北上していきます。
サクラの中でも、全国的に広くみられるソメイヨシノは、
平均すると1日に20キロぐらいの速さで北上します。
関東から九州にかけては3月中に咲き始めて、
4月には北陸や東北地方でも開花。
津軽海峡を越えて北海道に到着するのは大型連休の頃です。
タンポポの歩みはサクラよりも遅く、
1日に15キロの速さで、のんびり足元に春を告げていきます。
鳥や虫たちは花より急ぎ足。
2月には九州や沖縄に渡り始めるツバメは1日に27キロ。
3月から4月にかけて本州を北上して、
4月中旬には、サクラに先駆けて北海道に姿をみせます。
モンシロチョウもツバメと同じぐらいの速さで北上します。
3月から4月、時には寒の戻りで立ち止まり、
時には南風の追い風を受けてかけ足で、
日本列島を春が北上する季節です。
記事より
今日は、寒いです。