Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

小笠原四日目は、日本で最も遠い離島といわれる【母島】へ!

小笠原に来て、四日目の朝。

7時半に、二見港にある【ははじま丸船客待合所】に行きました。

念願・悲願の

ははじま丸

に乗るためです!

ははじま丸の運行についてはこちらを参照

ははじま丸のチケットは、予約制ではなくて、当日の朝から販売開始されます。

ちゃんとチケット、取れるのかなぁと不安になりますが…

スタッフの方曰く「これまで売り切れたことはない」とのことで…(?!)。

父島まで来る人はいっぱいいますが、母島まで行く人はそんなに多くはないんだそうです。

なので、無事に母島行きの船のチケットはゲットできました。

しかし、この時に「悲劇」が起こりました。

なんと、ずっと愛用してきた僕のメガネがなぜか突然真っ二つに割れたんです。真ん中で二つに分かれちゃったんです。

どこかにぶつけたとか落としたとかじゃなくて、メガネの片側のリム(フレーム)とブリッジがす~っと外れたんです。「え?!」と思ってみたら、右目のリムが切れているんです。

こんな感じに、、、💦

「ひええええええ~~~~~!!!!😢😢!!」

こんな日にかぎって…、なんで、こんなに自然にメガネが壊れる?!?!

今のメガネを使ってから、10年くらいは経つんだけど…、、、

とりあえず、裸眼ではな~んにも見えないので、老眼鏡に変えて…(老眼鏡じゃ遠くが見えない!!!)

(でも、そのおかげ?で、一生忘れられない経験ができたんです💖)

そして、8時半。

自分の今の目じゃ、こんな写真みたいに綺麗に見られませんが、、、

いざ、母島へ出発!!!

父島から母島までは、ははじま丸で2時間です。

ちょうど50km離れているので、ははじま丸のスピードは時速25km!!

でも、船の上だと、25kmでもすごく早く感じます。

船の内部は、こんなシート型の客室と、もう一つ畳式の客室の二種があります。

全部、「自由席」です!(そういうのがいい!!)

この日は、乗っている人も少なくて、ゆったりのんびり自由に動けました。

おがさわら丸とは全然違う風景がそこにありましたね。

船内には、こんなイルカの一瞬をとらえた絵?写真?が掲示されていました。

父島も母島も、イルカやクジラがいっぱい見られる素敵な場所なんです。

人が少ないので、こういうのも、ゆっくりと見られます👆

船が出航して、10分くらいが過ぎて…。

昨日行った【南島】が見えてきました。

そして、はるか向こうに、うっすらと【母島】が見えています。

ちょうど写真の中央、ぽつっと見える一番右の島の奥にうっすらと見えるのが母島です。

二見港から、南島の横を通って、母島に向かいます。

たった二時間なので、しかも超快晴なので、ずっと甲板にいました。

今回撮った写真の中で、僕が一番気に入ったショットがこちら!

カツオドリと太陽の輝きが見事に一体になっていました😂

しかも、なぜか縁の部分が黒くなっていて、「暗黒感」もある。

まさに、ヴィジュアル系フォトグラファーkeiらしい?一枚になったかな?!と。

ホント、このカツオドリを見ているだけで、最高に幸せな気持ちになります。

(あと、デッキの最後部に喫煙所も設けられているので、愛煙家にとっても嬉しいんです🚬)

そうこうしている間に、あっという間に母島が見えてきました。

遂に、遂に、母島まで来てしまった…(´;ω;`)、、、

まだ着いてはいないけど、この時点でもう「来てる」んです。

この母島、遠くから見ても本当に美しい、、、

どんどん母島が近づいてきます。

そこにカツオドリまで入って来てくれて、、、

これまた、「最高の一枚」が撮れちゃった(n*´ω`*n)

海水のコバルトブルーも、すごく綺麗で、うっとりさせられます。

そして、あっという間に【母島港(沖港)】に到着!!!

「え、もう、到着なの?!?!」ってホンキで思うほど、あっという間でした。

遂に、母島上陸です。。。

人口わずか500人ちょっとの『日本で最も遠い離島』の母島に…

どんどん港に接近していきます。

この瞬間が一番ドキドキしますね~。

そして、無事に上陸!!

ははじま丸さん、どうもありがとう!!💖

すごく快適な船旅でした。

で、到着したら、まずは、、、

沖港船客待合所に。

帰りのチケットのことをあれこれ聴いて…。

あと、ダメ元で(壊れたメガネ用に)瞬間接着剤はないか聴いてみて…

まぁ、ここに瞬間接着剤はないですよね…💦

せっかく26時間かけてやってきたのに、「老眼鏡」で母島を歩くことになるとは…😢

待合所には、母島の子どもたちが書いたと思われるこんな掲示物が…

よく調べていますね~~💖

小学2年生が作ってくれた母島の見どころマップ!!

今回は滞在時間が4時間くらいしかないので、このマップがとても役に立ちました。

母島の中心の「元地地区」の見どころがこれでほぼ全部分かります👆

今いる場所は、こんな感じですね。

左が北で、右が南になっています。母島の中心は島の南部に位置します。

船を降りて、まず向かったのは、港近くにある【月ヶ岡神社】!

月ヶ岡っていう名前が素敵じゃないですか?!🌙

でも、階段がこんな感じで、結構急で、老眼鏡じゃ少し怖い…

時間も限られているので、今回は断念して、次に進みます。

月ヶ岡神社についてはこちらのブログをチェック

沖港北港線(北進線)に出ました。この先が町の中心部。

でも、ここを左折して、僕が行ってみたいスポットに向かいます。

そのスポットは、この【浄土宗清見寺】の奥にありました。

(清見寺は母島唯一の寺院なんだとか?!)

そのスポットの看板も目印も表札もな~んにも出ていません。

そのスポットを建物で隠しているんじゃないか?!っていうくらいに。

そのスポットがこちら!!

清見ヶ岡鍾乳洞

であります!!

僕は(そこまでではないですが)鍾乳洞大好き人間なので、ここには来たかった🎵

洞窟どっとこむの清見ヶ岡鍾乳洞のページはこちら

洞窟の中はこんな感じになっています。

ここなら、老眼鏡でも大丈夫だ…(苦笑)

中はそんなに深くないですね。

シンプルでこじんまりとした洞窟です。そんなにひんやりもしてない?!

でも、子どもたちなんかは、こういうところ、喜ぶだろうなぁ…、と。

滞在時間が4時間しかないので、先に進みます!

旧町名は「沖村」って言うんですね。

今は左町?!

この沖村エリアに、かつてはたくさんの人が住んでいたそうです。

現在500人ちょっとしかいない島民ですが、かつては2000人以上がこの島で暮らしていたんだとか。

そのかつての島の様子は、この本で追体験することができます!

この本を読むと、かつての母島の賑わいや活気が文面から伝わってきます。

主人公のマリ子から、戦前の母島のたくましさや力強さを教えてもらいました👆

島の中心には、三つのスーパーがあるんです。この島に日常用品を買えるお店は三つのみ。

①小笠原母島漁業協同組合

ここを見ると、品ぞろえはすごくいい感じでした。

値段は、父島同様、安くはないですが、最新のカップ麺も置いてありました。

②JA小笠原島母島支店

こちらは父島にあるJAの姉妹店かな?!?!

食材だけでなく、色んなものが売っていたのが印象的だったかな?!

でも、この時猛烈に求めていた「瞬間接着剤」はありませんでした。

そして、写真を取るのを忘れましたが、

③前田商店

この前田商店こそ、この島で最も古くから営業しているスーパーなんだとか?!

店主の前田さんは、それこそ戦前にこの島で暮らしていた先住民の流れを汲む方なんだとか?!

この前田商店が一番、アットホームで、昔ながらの「商店」って感じがしたなぁ。

最後のチャンスと、「瞬間接着剤」があるか尋ねたのですが、やっぱりなくて…😢

でも、ここの店主さんに「交番に行ったら、瞬間接着剤、あるかも」って言われたんです。

こうなったら、もう交番に頼るしかない!!!

で、やって来ました。

警視庁小笠原警察署母島駐在所

へ!!

まさか、母島に来て、警察に行くことになるとは、、、

この駐在所には、二人の警察官の方がいて、どちらもすごく親切でした。瞬間接着剤を借りれないかとお願いすると、山形出身の50代の警察官の方が、一生懸命警察内のデスク等を探してくれて、、、

で、あったんです。「瞬間接着剤」が!!!

で、その警察官の人と僕とで、メガネの修復を行いました。

その結果、見事に見事に復旧したのであります!!!😂

その警察官も、「長年この仕事をしているけど、壊れたメガネの修復は初めてだ」と笑って言ってくれました。本当に本当にありがとうございました。もう一人の若い警官のお兄さんも快く手伝ってくれました。母島の駐在所の警察官の方は本当に親切で親身になってくれて、感謝しかありません。また、前田商店の店主さんも色々一緒に考えてくれて、嬉しかったです。

まさか、壊れたメガネを母島の交番で直してもらうことになるとは…💦 

このエピソードは、一生忘れられないだろうなぁ…(n*´ω`*n)

ちなみに、この母島駐在所には、こんなコーナーもあったんです。

まさかまさかの「子ども向けの図書館」!!!

かつての母島には図書館がなくて、この駐在所がミニ図書館だったんですって!

今は、【小笠原村立母島村民会館】の2階に図書館があるそうですが…

交番の中に図書コーナーがある、っていうのも、なんかとっても素敵でした👆

で、その【母島村民会館】がこちら!!

この会館の二階に図書館が入っているそうです。

で、一階はなんと「保育園」!!!😊

しかも、ここで保育園の先生とお話することができました。

その先生は、僕と同い年くらい?!の先生で、もともとは国立の公立保育士さんだったんだとか。で、色んな偶然が重なって、小笠原の保育士求人募集を見つけて、受験したら受かっちゃったんですって。この小笠原で保育士として働く場合、10年の勤務経験が必要なんだとか。というのも、あまりにも小さい島なので、保育士の数も少なく、新人を育てる余裕がないからなんですって。

うちの卒業生にも、「小笠原で保育士やってみたら?」って色々誘ってみよう。ただし、現在は「空きなし」だそうで😢。園児の数も7人~8人くらいで、とっても小規模の保育園なんだそうです。公立保育所なんだけど、無認可だ、とも言ってました。なんか不思議な感じです…。

園庭もすごく広くて、緑いっぱいでした。

こんなところで育つことのできる子どもたちが羨ましいです…。

そして、今回の最大の目的地へ!!

僕が母島に来た最大の理由は、もちろん「ラーメン」です!!

でも、この島でラーメンが食べられるお店(2店)はどちらもこの日の営業はしておらず…😢

…なのですが、僕には「ラーメンの神様」がついているんですね。

日本で最も遠い離島である母島で、とんでもない「冷やし中華」と出会うことになるのです。

その冷やし中華が食べられるお店が、、、

母島で最も有名なお寿司屋さんの【大漁寿司】であります!

この大漁寿司で、これまでに見たことのない冷やし中華と出会うんです。

これには感動したなぁ~~~。

詳しくは、一つ後の記事を是非読んでください!!

もちろん、母島名物でもある【島寿司】もばっちり食べました!!

この沖村地区には、こういう小さな水路がいっぱいあるんです。

なので、小さな橋もいっぱいかかっていて…。

歩いていて、ホント楽しい場所ですよ。

その少し先には、【あさぬま動物診療所】がありました。

が、ここ、もうやっていないのかな?!?

google mapにも出てきませんでした。

そして、このあさぬま動物診療所の少し先に行くと、

超立派な「学校」が現れました!!

さすがは「東京都」だ、、、Σ(・□・;)

小笠原村立母島小学校・中学校

であります!!

この小・中学校、中庭もあって、なんか海外のSchoolって感じがしました。

いつかこの学校の様子を見学(観察)させてもらいたいなぁ…、と。

その先を進むと、今度は母島名物【乳房山】の登山口の看板が見えてきました。

時間があったら、この乳房山にも登りたいところですが、、、

この看板のすぐ近くに、、、

本等なら、本来の一番の目的地だった…

お食事処めぐろ

があるんです。

このお食事処めぐろで、「ラーメン」が食べられたんです。

こちらの店主さん、ツイッターYouTubeをやられていて…

こんな素敵な(美味しそうな)動画も上げているんです!

きっと、ラーメンも美味しいんだろうなぁって…。

で、ランチ営業があるって聞いていたんですが、この日は夜営業のみだったんです😢

こんな感じで…。

この日は16日なので、1日違えばここでランチを頂くことができたんです😢😢

自分の調べの甘さを痛感しましたね。

「母島のラーメンを食べる!」を目的にしていたのに、こんなことになるんだから…。

自分のいたらなさを痛感した瞬間でもあります。

これから母島に行くラーメンフリークさんは是非このお店を覚えておいてくださいね!

で、、、このお食事処めぐろの少し手前の道を右折すると、、、

こんな素敵なお店が見えてくるんです。

このお店の名前は、

Austoro(アウストロ)

といいます。

小笠原母島観光協会のアウストロのページはこちら

このアウストロでも、ラーメンが食べられるらしいような…?!

…が、このアウストロもこの日は営業していませんでした😢

このお店にも来たかった、、、😢

今回はダメだったけど、次回は母島に宿泊して、このお店に来たい!って思いました。

実際のところ、ここでラーメンは食べられるのか否か?!?!

で、まためぐろ方面に戻り、その先に進むと、、、

こんな素敵な建物が見えてきます。

この建物こそ、母島最高の学び場となります、

ロース記念館

です!!

ロースというのは、ドイツ人の「フレデリック・ロルフス(1823-1898)」から来ています。

ドイツ語で書くと、Frederik Rolffsさんかな?!(ググっても、ドイツの記事等はでてこない…)

母島に来て、住みこんで、日本人に帰化しているんですね…(◎_◎;)

そのロルフスさんが発見したの石材のことを「ロース石」っていうんですね。

このロース記念館には、母島の貴重な歴史的資料がいっぱい保存されています。

まず、この絵に引き込まれました。

文久年間というと、1861年~1864年の頃。

江戸時代の女の子たちが縄跳び?をしている絵ですかね?!

夷女舞? 躍の国?? いつ描かれた絵なんだろう?!

これは写真…ですね?!

かつての母島の家屋がどういう家屋なのかが分かる一枚ですね。

これが、ロース屋敷なのか、、、?!

この日、僕がははじま丸で入港した場所が「沖港」だったはず。

今はきれいに整えられていますが、戦前はこんな感じだったみたいです。

この当時でも、数千人の人が住んでいたんだと思うと、、、

この写真を見た時、はっとしました。

この写真の女の子、赤ちゃんをおんぶしている?!?!

左端の子は男の子か女の子か分からないけど、やっぱり赤ちゃんを抱っこしている?!

思わず、【五木の守子唄】を思い出しましたよ、、、

これは開戦直前の頃かな?! 

この頃は、カボチャ成金がいっぱいいたという話も聞きました。カボチャバブルというのがあったんだとか。

で、カボチャでがっぽり稼いでいる島民が結構いたんだそうです。

でも、戦争が勃発して、島民は強制的に内地に避難させられて、とても過酷で苦しい貧しい生活を余儀なくされて…。戦争って、ホント、たくさんの人の生活をぶち壊し、豊かな暮らしを破壊し、すべての人を不幸にする営みですよね。理由はどうであれ、絶対にやっちゃいけないんです。(ウクライナだって、いったいどれだけの人が、普通の生活、普通の住居、普通の豊かさを奪われ、国外に(半ば強制的に)追いやられていることか…)

このロース記念館では、こうやって過去の母島を垣間見ることができます。

そして、(ここでターンして)向かったのが、、、

こちらの素敵なレストラン!!

Le Ciel

ルシエルという民宿&レストラン&コミュニティーサロンであります!

LA'rc en Cielのファンなら、ここに行かなきゃ!ですね(苦笑)

このお店についてもまた、次の次の記事で詳しく熱く語ります!

現在は、テイクアウトのみで、この日に提供されていたのが、

あんかけ焼きそば

だったんです!!

あんかけ焼きそばも、広く見れば、Noodle料理です🎵

僕は前日に電話で予約をしていたので、【完売御礼】ですが、食べることができました。

ラーメンは食べられなかったけど、大漁の冷やし中華とここのあんかけ焼きそばの二品を食べることができて、よかったよかった、、、です😂

日本で最も遠い離島の母島で、なんとか二つの麺料理、頂けました😋

そんなこんなで、4時間はあ~っという間に過ぎ去り、沖港に向かいました。

この母島滞在については、またYouTubeの動画にしましたので、よかったら見てください!(この記事を読んでから、この動画を見ると、きっとすごく良く分かるかも?!)

5分の動画をつくるのに、5時間ほどかかりました💦

是非是非見てくださいね~~!!💓

そして、またははじま丸に揺られて2時間。

帰りは、もう疲れて、ず~っと寝てました(苦笑)

この日も快晴で、海も穏やかで、ぐっすり寝られました。

父島の港に、こんな立派なガジュマルの木?がありました。

これ、圧巻ですよ。すっごくデカくて、迫力があって、、、

そして、港近くの【ハートロックギフトショップ】で、見つけました💖

小笠原の音楽CD!!!

小笠原の小笠原らしいサウンドにも触れたいなと思って、二枚のCDを買いました。(しかもどちらもAmazonでは取り扱っていない、レアな音源二枚でした!!😊)

Okeiさんの【しまの音~紡ぐ~】は、素晴らしい作品集でした!

Okeiさんの歌声に、すっかり魅了されてしまいました。凄く声がいい!!

こちらのサイトから購入することができます

そんなこんなで、とつもなく色濃い4日目を過ごすことができました。

母島にも1泊でも泊まるべきだった…、と深く反省しましたね。日帰りもできるけど、母島の素晴らしさ・スケールのでかさを考えたら、母島に一泊(二泊)すべきだった…。

小笠原は船で24時間と遠いので、今回限りかなって思っていたのですが、この母島との出会いもあり、「またいつか必ず行くぞ! 母島に泊まるぞ!」って心に決めました。

旅はまだまだ続きます💖

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