須崎鍋焼きラーメン三杯目は、「焼肉一力」。
http://g.city.susaki.kochi.jp/e/shop_90.php
http://www.asahibeer.co.jp/area/search/shop.psp.html?CODE=91118487
こちらのお店は、まさに地元の人のための焼肉+飲み屋さん。結構、入るのに勇気がいるお店(苦笑)。
そして、中に入ってからも勇気が必要なお店かも?!(笑)。いや、本当に…。
店内に入ると、どんよりとしていて、強面の初老男性がこちらをぎょろっと見てきます。かなり怖かった(苦笑)。この男性が店主さんで、元力士、そして、関西の大学で文学を勉強した、という方でした。元力士で、文学部出身で、焼肉店の店主さんで、かつ、なんと、「須崎鍋焼きラーメンの元祖」とされる幻のお店、「谷口食堂」の店主さんに助言もしていた(?!)、という凄いお方なのです。
ネットで調べても、ここで鍋焼きラーメンを食べた、というブロガーさん、フリークさんはあまりおられないようで。ますます気になります。
メニューは、、、
焼きうどん、焼きそば、焼きめし、いやー、焼き系メニューがいっぱい(*´∀`*)。
鍋焼きラーメンは「絶品」らしいです。
さて、どんな鍋焼きラーメンなのか?!
ジャーン。
そして、open!
出てきた鍋焼きラーメンは、見た目的にはそれほど他店と違わないですが、お味はかなり異質です。
橋本食堂の鍋焼きラーメンがスタンダードだとすれば、こちらの一力の鍋焼きラーメンはもう異質中の異質かも。生姜、ニンニク、香味野菜等、とにかくジャンクで、パワフルで、スタミナチックな鍋焼きラーメンなんです。ちゃんこラーメンさながら、といったところでしょうか。驚きましたもん。
女性向けじゃないような。とにかく爆獣系といいますか。野性味あふれています。スタミナ鍋焼きラーメンと僕はいいたいところでした。
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ここに来てよかった(*´∀`*)~~~~
鍋焼きラーメンって、どこもそれなりに似たような味だと思って帰るところでした。全然違うんですね。そこにまず驚きました。なんていうか、勝浦タンタンメンを食べ歩いていた頃を思い出しました。勝タンも、それなりに有名なお店を回れば、だいたい「スタンダードの味」は理解できます。が、その裾野には、色んなタイプの勝タンがあって、どれも魅力的でした。こちらの一力の鍋焼きラーメンも、そういう「裾野」にありながら、とても個性的な味わいの鍋焼きラーメンを提供しているお店でした。
鍋焼きラーメンを提供するお店は、この須崎界隈だけでもものすごい数のお店があります。「町おこし」と言えば聞こえはよいですが、「勝ち組」がでて、一つの店舗だけが(あるいは数店舗だけが)一人勝ちしてしまう「町おこし」を健全と見なしていいのか。どうしても、「人気店」と「それ以外のお店」が出てきてしまいます。一力みたいなユニークなお店もあるんだぞ!、と、僕は声を大にして叫びたいところです(苦笑)。
こりゃ、また須崎に来ないとダメだなぁ~、的な。。。
それから、こちらのお店の店主さんについて。
一番左の力士さんが、店主さん。
高校時代と言っていました。
もう50年くらい前の写真になるのかな。
見た目はめちゃめちゃ怖そうですが、お話をするととてもいいおじいちゃん(^O^)。
結構、喜怒哀楽は激しそうですが、、、
ラーメンの旅の醍醐味は、店主さんと語らうこと。いっぱい語りました。
相撲とお孫さんを愛する須崎の焼肉屋さん。
飾り気のない素朴な店内に入ると、はるばる遠くまで来たんだ…と実感できます。