あの《モスバーガー》グループが、7月5日、渋谷に、渾身の野菜系ラーメン店を開業させました！ 野菜にとことんこだわった気鋭の新店です！
場所は文化村のすぐ近く。この界隈は、2012年、新店ラッシュで盛り上がってます。そんな新たな激戦区？に、モス系野菜ラーメン店が殴り込みです！
店舗はこじゃれたカラフルな感じでした。明らかに、僕みたいなもっさいラーメンフリーク向けではなく、オシャレな女性向きなのが分かります。
ね。きっと男性は何も思わないと思います。まさにそこにこそ、見えないジェンダーの壁がある！
店内へ。
店内はＬ字カウンターのみ。ぱっとみは普通のラーメン店と変わりませんが、とにかく小さいところまで『オシャレ』が行き渡っています。色合いが通常のラーメン店と違いますね。明らかに男性ではなく、女性を意識しています。
お客さんは、なんとほぼ女性のみ。男性は僕以外に一人だけ。完全にアウェイです(;_;)。こんなにも女性まみれのラーメン店ってあったでしょうか…(^^;。固定観念が壊れました。『女性もラーメン店を欲しているんだ！』、と。ただ、入れるお店がないだけで、女性もラーメンを求めているんだ、と。考えてみれば、ラーメン店はどこも男性が好むようにできている。オシャレにしているお店でも、やはり男性を狙っている。だけど、この麺菜厨房ともすは違う。根本的に、フェミニンなお店なんです。ある意味、超衝撃でした。特に色づかいが完全に違いました。デザインじゃないんです！
さて、メニュー。こちらは野菜を超際立たせたコンセプチュアルなラーメンと丼（スープ入ご飯）の二枚看板。これまた新しい。しかも、麺の量からトッピングまで、全部自分でカスタマイズできる、という。もちろん、基本メニューもあります。今回は、多分一番贅沢な『緑黄色野菜の麺』を注文しました。一杯なんと900円(^O^)。ラーメン好きの男性なら激怒する値段設定ですね。でも、それとて男性的発想の範疇。女性的には、オシャレなお店で900円の食事ならまず文句は言わないでしょう。実質を重視する男性、雰囲気を重視する女性、その溝は深いのです！
さて、緑黄色野菜の麺。これがまた凄いビジュアルですよ。
かなりシックな小さい鍋に入ったラーメン。もちろんアツアツ。そして、見た目も鮮やかで華やかで綺麗でヘルシー。
もうトッピングが完全にフェミニン化しています。メンマもネギものりもチャーシューもない（他のにはついてます）。
レタスが綺麗でダイナミック。そして、ニンジンがまたたっぷり。かぼちゃ、パプリカ、ピーマンと続きます。さらに、もやしもたっぷり。極めつけは、スモークチキン。これがまー、抜群ですよ。野菜てんこ盛りラーメンでした。
スープも、フェミニンなスープ。野菜と鶏で優しく炊き出したスープかな。洋風スープを彷彿とさせるあっさり塩ラーメンでした。こちらもフェミニンなお味。確信犯ですね。男性性を無視して、あくまでも女性向けに作られたお店。これは、かなりかなり挑発的です！ 女性的なこだわりのラーメン店。これは新しい！ 既成概念をぶち壊す強烈なラーメンでした。
麺もまた、フェミニンな感じでした。全粒粉入りの麺で、ざらざらした感じの麺でした。こちらも、うまく言えないけれど、男性向けじゃないよな、と思いました。まず、柔らかいですからね。しかし、男性は文句を言ってはなりません。あくまでもフェミニンなラーメンですから。
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うん！ いい！ ラーメンフェミニズムも遂に第二期に突入したぞ！、と。これまでの女性のラーメンは、男性化することで成立していました。男性化して、男性的なラーメン屋さんをするしかなかった。けど、それは本当の女性のラーメンじゃない。男性を無視し、女性のための、女性のためだけのラーメン店こそが、『ラーメンフェミニズム運動』なのです！
ここのラーメンを語る際は、気をつけるべし。男性的な視点からの批判は一切通用しません。それは男性の価値観のおしつけです。女性的なラーメンの歴史の始まりなのです。
いや、マジで、これは凄いかも。
…ぶっちゃけ、僕的には…、あれでした。が、女性的視点で考えれば、全部納得がいきます。
モスが仕掛けた新たな挑戦。僕は応援したいですね。遂に、女性のラーメン時代、突入か？！？！
＼(^O^)／
ここに、女性的ラーメン時代の未来と可能性がある！
それは、従来のラーメン時代へのアンチテーゼであり、闘争である！！
