Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

二度目のヒイラギ食堂!ギタギタ背脂の醤油らーめんと鶏皮醤油ごはん!

異端の名店「梨の花」の精神を受け継ぎつつ、新たな世界を切り拓こうとしている、

ヒイラギ食堂

にやってきました。

今回で二度目の訪問となります。

前回の創業日の初レポはこちら

この日は、オープン日とあって「こってり系」はSold out。

今回は、その「こってり系」のラーメンを頂きたくて、、、

梨の花の精神を受け継いだヒイラギ食堂の現在のメニューは、

①まぜそば系

②こってり系

③あっさり系

の三系統から成り立っています。

梨の花時代から僕は②と③のラーメンを愛していたので、まずはこの二つを食べねば、と。

今回は、基本の「ギタギタ背脂の醤油らーめん」(850円)を頂きます。

それからそれから、、、

日々刻々と変わり続ける「ミニ丼シリーズ」。

この日は、「鶏皮醤油煮込みごはん」(380円)が出ていました。

鶏皮煮込み系もまた梨の花ismを継承するミニ丼ですね。

というわけで、、、

ジャジャーン!!!

ギタギタ背脂の醤油らーめん
+鶏皮醤油煮込みごはん

です!!

いや~~、素晴らしい景色であります!!😂

もうね、何が嬉しいって、ちゃんと鈴木さんの意志を受け継ぐ若き店主が誕生したことですよ。

梨の花ismのバトンは、確かにヒイラギ食堂に受け継がれた。

それって、すごく素敵なことだし、稀有なことだとも思います。

このラーメンと鶏皮丼を見て、心から嬉しい気持ちになりました。

こちらが、梨の花時代から愛されてきたこってり系、

ギタギタ背脂の醤油らーめん

です!!

あれれ、背脂の粒がいつも(梨の花時代)より大きいぞ、、、

なんとも、背脂をミンチする機械の調子がよくなくて、自分でミンチにしたんだとか。

ここまで粒の大きい背脂醤油ラーメンは、なかなか見ることができません。

思わずテンションがさらに上がります😊

「千葉」といえば、もともとは背脂ラーメンが強いエリアでしたからね。今は「横浜」からの襲来により、家系家系!ってなってますけど、千葉のラーメンといえば、やっぱり背脂ラーメンなんです。(それに僕自身、一番最初の最初にお店のラーメンで心底感動したのは、1991年頃の元氣一杯活力ラーメン(昭和60年創業)だったわけで…)

zoom up!

さて、いざ実食。

このギタギタ背脂~もまた、僕がず~~~っと食べ続けてきたラーメン。

アツシ君に引き継がれて、どう変わり、どう変わっていないのか?!

よく聴く話ですが、代変わりをすると「味が落ちた」とか「美味しくなくなった」とか「師匠の味を再現できていない」とかって言われるんですよね。それって、僕的には違和感ありありでして。代が変われば、当然味も変わるんですよ。どんなに同じ味を作ろうと思っても、違う味になるんですよ。違う人間が作っているんだから、違う味になって当然だし、それをガタガタ分かったように言う人間を見ると、「分かってないなぁ…」と思うんです。

完全にコピーしたいなら、工場ラインで作ればいいんです。「個人店」で「個人」がやっている以上、その個人の「個性」が出ていいし、出なきゃダメなんです。変えるべき点と変えてはならない点をしっかり見極めていれば、それで万事OKなんです。(…と語り出すと止まらないのでこの辺でやめときます)

で、ヒイラギ食堂のギタギタ背脂~は、、、

スープを飲んだ瞬間、「梨の花のギタギタ背脂のようで、そうでない!」って思いました。

アツシ君に聞くと、使っている材料や作る工程は同じって言ってました。なので、基本的には梨の花時代のギタギタ背脂の醤油らーめんと同じはずなんです。

でも、違う…。

やっぱり鈴木さんのギタギタ背脂よりも、ほんのわずかにトゲトゲしてないというか、優しい味わいになっている気がするんです。ほんのわずかにソフトになっているというか、マイルドで穏やかになっているというか…。

もちろん背脂の量に関しては、かなり攻めていると思います。大粒の背脂がごろんごろんっと入っていますからね。でも、全然しつこくないし、尖ってもない。オイリー感はむしろ控えめというか、抑え目。

うん、前回食べた「背脂、魚介の塩らーめん」同様、「アツシ君」のお人柄が味に反映されているように思いました。梨の花ismを継承しつつも、より一般の人に親しんでもらえるような方向性へ、、、と?!

麺はこんな感じです。

製麺所自体は梨の花時代と同じなのですが、麺の形状は少し変わっています。

梨の花時代よりほんの少し細い麺になっているんです。

そして、少し細くした分、少しだけ麺が長くなっているんですね。

量は変わらないけど、形状は変わっている、という変化。

この辺もやっぱり「一般の人」を意識したマイナーチェンジのような気がします。

これって、やっぱりミュージシャンをやってきたからかな?!ってちょっと思いました。アツシ君のCD、もっているんですが(苦笑)、彼の歌は僕的には「歌謡曲」だと思っています。何かが違えば、実力派のシンガーとして売れていてもおかしくないレベルの「歌謡曲」でした。

そんな大衆の心を意識した男だけに、ラーメンにおいても「一般の人の心を満たす」というのは、きっと彼の頭の中にあると思います。僕も、音楽家としていつも「一般大衆」を意識してきたし、「みんなが感動できる曲」を作りたいと思っていて、それが今の仕事にも生きています。僕の場合、教育なので、「感動」というよりは「学び」や「発見」になりますが…。

スープも麺も「みんなが食べて感動できるラーメン」、そこに向かっているんだろうなって。

チャーシューはこんな感じです。

チャーシューもやっぱり梨の花時代とはちょっと違います。

梨の花時代より、肉がハードになり、より一般的なチャーシューに近づいているような…。

基本的に味はつよくないので、スープに合う感じになっています。

梨の花時代にはなかった「チャーシュー増し」ができるのも、このヒイラギ食堂の売りになっています。

卓上には、梨の花時代と同じ胡椒が各種用意されています。

僕はほとんど使ったことがないんですが、、、💦

だって、美味しいから味変しなくても、すぐになくなっちゃうんですもの…

そして、こちらが

鶏皮醤油煮込みごはん

です!!

こちらもまた梨の花時代に時折出ていたミニ丼ですね。

梨の花時代の鶏皮ごはんのレポはこちら

梨の花の名物ミニ丼がこうやって受け継がれているのもすごく嬉しいです。

こんなリッチな鶏皮丼、他じゃ食べられないですからね😢

醤油の味が沁み込んだ鶏皮とほかほかごはんを食べる喜びたるや…

ホント、ありがとう!って感じです。

***

というわけで、、、

早速二度目となる「ヒイラギ食堂」の実食レポでした。

ギタギタ~もまた、梨の花ismを感じつつ、新たな境地に向かおうとしている一杯でした。

これからどんな「花」を咲かせてくれるのか。

とてもワクワクしてきました😻

これからも地味に地道に応援していきたいなって思います。

お店って、営業し続けることが最大の目的になります。

ヒイラギ(柊)の花言葉は、「用心深さ」「先見の明」「歓迎」「保護」「あなたを守る」という意味らしいです。その名の通り、用心深さもあり、先見の明もあり、客を歓迎する心もあり、どこか「守」を感じる味わいというか。

なんか、方向性が今回ちょっと見えた気がしますね👆

営業時間はこんな感じです。

火曜日が定休日になっています。

このギタギタ…ののぼりが目印です!!

ギタギタの背脂ラーメン、是非食べて頂きたいですね~💓

千葉といったら、ギタギタの背脂ラーメンですからね!!

背脂そのものを自宅に置いておくというのもいいかも!?

これも一度試してみたいなぁ、、、

これはいつも家の冷蔵庫に完備しています👆 背脂\(^o^)/

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