「みんなのらぁめんバンブー」に行った後、イチバさんと向かったのは、
中華料理一番
であります!!
中華料理とありますが、暖簾には「中華そば」の文字が!!
こういうレトロで昭和感のあるお店、行かないわけにはいきません!
…
店内に入ると、もうそこはまさに「昭和の食堂」そのまんま。
店内の匂いが、「おじいちゃんとおばあちゃんの家」の匂いで…
なんか、すっごく懐かしいような、愛おしいような気持ちになりました。
今の若い子たちがこれを感じるかは分かりませんが、、、
少なくとも、僕の感覚だと、「祖父母の家」の匂い、雰囲気、でした。
店主さんお一人で切り盛りされています。
以前は、奥様も一緒に働いておられたそうですが、昨年?に亡くなられ…。
それ以降は、店主さんお一人で営業を続けているみたいです。
創業して43年になるお店で、当時29歳だったときに開業したとのことです。
昭和27年生まれということで、うちの母の少し下くらいの年齢の店主さんになります。(今の若者からしたら、祖父母世代ってことになりそうですね👆)
こちらが、主なメニューですね。
でも、値段のところが伏せられています。
今は、このメニュー表は使われていないっぽいです。
あくまでも、参考までに…?!
ラーメン以外のメニューも色々とありますね。
ハムエッグ定食、すっごく気になります。
お新香の文字もあります。
もう作っていないメニューもあるのかな?!?!
こちらが、現在のラインナップです。
ハムエッグ定食はもうないみたいです( ;∀;)
ラーメンは一杯550円!
チャーシュー麺は800円。
スタミナラーメン&スタミナ味噌も800円になっています。
僕のお目当ては、「カレーそば」であります。
イチバさんと「カレーラーメン」について熱く語っていたので…(#^.^#)!
多古町にも、カレーラーメン文化があったのかどうか(という問いも…)。
こちらでは、なんと「お水」の他に、「ローリー」(乳酸菌飲料)も頂けるんです!
こんなサービス、初めて見たかも?!?!
(今は「ローリー」って売ってないんですよね? なんて言えばいいんでしょう?!💦)
店主さんの粋なはからいに、キューンとなりました💓
…
ってことで、、、
ジャジャーン!!!
カレーそば
です!!
カレーそば=カレーラーメン、一杯550円になります!
ここのカレーラーメンは、ラーメンのスープの上にカレーを乗せるタイプ、ですね。
黒く透明なスープがしっかり見えています。
その上に、店主さんが長年作ってきたオリジナルのカレーが加わります。
なんか、カレー自体がラーメンのトッピングみたいになっています👆
zoom up!
まずは、器の端のクリアなスープの方を飲みます。
「おお、、、これは、なかなかディープな味わいだぞ…」
って思いました。
聴けば、ここのスープは、鶏、豚、昆布、煮干し、そして野菜の切れ端を使った王道の「スープ」になっていて、創業以来、その作り方は変えていないんだとか、、、。
シンプルな昭和の醤油ラーメンのスープに感じる味わいですが、そこに「存在の重さ」が感じられます。
一日二日で出せる重さじゃないですね。
そこに、カレールーが混ざり込んで、徐々に「カレーラーメン」になっていきます。
この「変化」もまた、すごく面白いですね~。
カレーラーメンとしても、とってもシンプルで分かりやすくて優しいスープでしたね😊
店主さんのお人柄が偲ばれる味わいといいますか、、、
辛さは控えめで、子どもでも食べられる辛さだったと思います。
昭和の古き良きカレー味のラーメン、、、かな、と。
麺はこんな感じです。
啜ってみると、これがまたとてもよい食感の麺でして、、、
この麺、どこの麺だろう??って思ってたら、、、、
なんとなんと、僕の大好きな「珍来」の麺だったのです!!
珍来の麺!!! ここのスープにめっちゃ合う麺じゃん!!って。
もう、一気にテンションが上がりましたよ。
千葉県北部エリアでは、わりと珍来の麺を使うお店が多いんですよね。
いったいなぜ、千葉県北部には珍来の麺を使うお店が多いのか。
これもまた、unknown questionとして、考えるべき問いかなって思います。
トッピングは、玉ねぎ&ねぎのみ!!!
この潔さ&シンプルさがまた素敵です👆
550円のカレーそば、極限までにシンプルなカレーラーメンでありました。
スープカレー風のラーメンって考えていいのかな、と。
…
そして、続けて、
ラーメン
です!!
一杯、なんと550円の昔ながらのラーメンです!!
550円なのに、トッピングは超豪華!!
チャーシュー、メンマ、わかめ、なると、ネギ、ゆで卵(半分)。
これだけの具が入って、たったの550円也💰
凄いですよね、、、💦
zoom up!!
本当に、見た目的にも綺麗で鮮やかでカラフルで、、、
スープを一口飲むと、、、
「うおおお、、、こ、これは?!?!…」
って思いました(?!)
スープは、直感的には、THE昔ながらの中華そばテイスト。
でも、どこか、いわゆる「普通の昔ながら系」とはちょっと違う、、、
鶏、豚、昆布、煮干し、野菜を使った手作りの味なのが分かりますね。
もともとは八王子のラーメン店(中華店?)で修業した時の味なんですって。
40年くらい前の八王子のお店の味が、多古町で今も作られているって。
このお店にも、「カレーそば」がある!! 「スタミナラーメン」もある!!
ちょっと…、こうなると、八王子まで行って真相を知りたくなる!!!😂
よし、遠くない未来、また八王子に行って、この一番に行ってみるぞ!!🔥
麺は、こんな感じです。
こちらの麺も「珍来」の麺だと思います。
カレーそばの麺と同じだったと思いますね。
プツプツっと切れる感じがすごく心地よくて、爽快でした。
***
というわけで、「中華料理一番」のレポでした。
カレーラーメンもラーメンも、まさに「昭和の味!」って感じでした。
イマドキのウンチクでは、ここのラーメンは何も語れないだろうな。
流行りのラーメンとか話題のラーメンとかの影響を一切受けてない感じです。
だから、いいんです!!
かつて、こんなラーメンもあったんだよって、教えてくれるお店。
あまりにも世界が混沌として、そして、どんどん新しいものが古くなっていく時代に、こういう「変わらない味」に触れるのも、すごく学び的に、経験的に、いいんじゃないかなぁって思います。
個人的には、それこそ若いラーメン店主さんたちに食べてもらいたいですね。そして、「なぜこの味が、この今の時代にまで続いているのか」を問うてほしいなぁって思いますね。
今、自分たちが作っているラーメンもやがては「過去のもの」になる。時代は常に変わっていくし、その変化のスピードは加速しています。
目の前の変化に追われるだけで、遠い将来が描けなくなっている店主さんなんかは、こういうお店で「浄化」するのもいいんじゃないかなぁって。
ただ、ご高齢の店主さんですし、最初から最後まで「もう、いつまで続くか分からねぇよ」って仰っていました。
ラーメンとは何か。ラーメンとは何だったのか。
そういう問いを立てられる店主さんにこそ、こういうお店ってすごく参考に、勉強になるんじゃないかなって思います。
ラーメン店主さんでなくても、イマドキじゃないラーメン店の世界に触れたい人は是非!!!
場所はこんなところです。
Google mapでは、「ラーメン一番」になっていますね?!
でも、お店では、「中華料理一番」になっています。
どっちが「正解」なのかな?!?!
…
この濃厚カレーラーメン、食べてみたいなぁ~。
この青森の味噌カレー牛乳ラーメンも是非現地で食べてほしいですね~
韓国にも、カレーラーメン、あるんですね!!!((◎_◎;))