豚骨の美味しさがダイレクトに伝わる総豊の醤油ラーメン(おろし)
もともと総豊は味噌ラーメンが美味しいと評判でした!やはり美味い!
昨年7月末以来、久々の総豊へ☆キラッ!
自分の原点と謳いながらも、すっかりとご無沙汰になってしまった。
けれど、お店自体は昔のまま。
いつものオレンジの看板が煌々と輝いていた。
00年代は空前のラーメンブームだったと思う。
本当にたくさんのラーメン店が生まれたし、
また、ラーメンのバリエーションが実に豊富になった。
総豊はそんな00年代を静かにしっかりと生き抜いてきた。
もはや総豊は千葉では新しいお店ではない。
とはいえ老舗とはまだ呼べない。まさにその中間。
ただ一つ言えることは、00年代をまるごと生き抜いたということだ。
ぶれずに、曲げずに、ふらつかずに、一杯のラーメンを作り続ける。
それが総豊のラーメン屋さんとしての在り方なんだと思う。
石神さんがよく来来来を原点として挙げているけど、
来来来と総豊はかぶる気がする。
僕が石神さんを尊敬するのも、そういう原点の近さゆえなんだろう。
今回は久々につけ麺を食べた。しかも麺300g☆
さすがにこれだけラーメンやつけ麺を食べていると、
「おお~!?」っていう衝撃や衝動はなかなか起きないけど、
「これだよね~」っていう安堵感や安心感が生じる。
もちろんお世辞じゃなく、美味いもんは美味い。
ただ麺に関しては、抜群に美味しくなったなぁっていうのが実感。
時代の流れにあまり乗ろうとしない店主さんなので(苦笑)、
なんか独特な食感というか、他にない喉越しの良さがある。
簡単に言えば、異様に麺がまっすぐで長い。他にないほど。
また、カレー粉やマヨネーズや揚げ玉やニンニク油など、
トッピング箱も健在で、実に楽しい。
おろし醤油ラーメン、おろし味噌ラーメンも少し分けてもらった。
どちらも、本当に「相変わらずに美味い」という印象だった。
麺がやはりすごい印象的だなぁ、と。
ここまで麺が自らを主張するラーメンって、本当にないと思います。
黄金の煮玉子も健在でした。
チャーシューは部位がよかったのか、とてもジューシーで美味しかった。
この時期にまた「原点回帰」できてよかったかな。
色んなラーメンを食べすぎていて、何がいいのか分からなくなっていた。
見た目の面白さや味のインパクトで、自分の目がくらむこともあった。
ラーメンも音楽も、当然学問も、ホンモノは必ずある。
見た目や話題性や一過的な効果で惑わされてはだめだ。
そんな自戒の精神をいただきました。
あと、2010年、総豊は新たな動きを見せるかもしれません。
元祖総豊フリークとしては、今後も総豊を見続けていきたいと思います☆