今日は,毎月恒例の第三日曜日の会。うちの学校を卒業した現職保育士,現職教師,そして現役学生たちで実践研究,実践検討を行っている。
今日は猛烈な台風の影響もあって,参加者は六人のみ。報告者は二人。それでも会は盛り上がり,気づいたら午後6時を回っていた。さすがスルメイカな面々だ♪ 残念ながら来られなかった面々も来月は是非来てほしい。学校は卒業しても学びは終わらない♪
今回のメニューは全部で四つ。
①子ども向けの海外の本を読む。 僕が今全力で取り組んでいる本の一部を検討してもらった。日本の子どもに分かるような翻訳をすることはとても難しい。日々子どもたちと接している立場から批判・検討してもらった。また,物語を実践でどう生かすかという問題も指摘してくれた。
②実践記録(エピソード)を書く意味について(鯨岡論文) 教師や保育士が実践記録を書くことの意味について検討した。日々の多忙の中で小さなエピソードを書くことにどんな意味があるのか,いやそもそも意味などあるのか,第三日曜日の会で発表することの意味は何なのか,といったことについて議論した。
記録を書くことで,
1.毎日の出来事を立ち止まり,見落としているところに気づき,見過ごしている点を発見する,
2.子ども一人ひとりの姿を書き留めることで,子どもたちのことをより深く理解できるようになる。忘れてしまっても,読み返すことで子どもの姿を思い出すことができる,
ということが確認された。
③ケーススタディー(幼稚園、4歳児)
④『虐待保育士』のそれから…
『第三日曜日の会』も第四回が終わった。人数はともかくとして、内容的にはどんどんディープになっていると思う。僕自身、ドキドキするし、学ぶことは多い。貴重な休みにわざわざ仕事のことを考えなくてもいいかもしれない。けれど、こういう一見無駄に思えるあてどないやり取りの中でこそ、何か目に見えない大切なことが学べると思うし、そう確信している。
これからも毎月、第三日曜日の会は続けていく。続いていく。是非、時間をとって、参加してほしいと心から願っている。誰のためでもなく、自分のために学ぶ時間を確保してほしい。
次回の『第三日曜日の会』は、8月19日(日)午後13時~です。関係者各位は是非とも来て、共に語りましょう。待っています!!