公津の杜、ラーメンツアー(本当は出張・・・汗)、
二軒目は先日行ったばかりの「麺匠 八つ葉」。
(どてちんにしようか悩んだが・・・)
お昼、しかも昼前とあって、
前回既に「売り切れ」になっていた限定「塩ら~めん」をねらいに。
成田は新しいラーメン激戦区になっていて、
素晴らしいハイレベルのお店がずらりと並ぶ。
その成田界隈でも一際人気のお店が八つ葉で、
今日も平日日中だというのにすごい混み様だった。
で、僕は迷うことなく「塩ら~めん」(700円)を頂くことにした。
このラーメンは限定15杯のラーメンで、
結構敷居は高いほう・・・かな?!
出てきたラーメンは意外にもあっさりクリーン系スープだった。
見た目的には抜群に美しく、見ているだけでうっとりしちゃう。
(定番だが)岩のりが入ると、塩ラーメンはぐっとひきしまる。
スープは、一瞬昔ながらの塩ラーメンの味を感じる。
なんか「懐かしいなぁ」っていうのが飲んだ瞬間の感想。
さらっとしていて、ほのかに磯の香りを感じ、
マイルドで、舌あたりのよい塩スープだ。
だが、ホタテや貝柱など、いろんな具材が使われているようで、
複雑さを感じるスープになっている。
シンプルなんだけど、複雑さを感じさせるっていうか。
ゴマもスープに風味を加えていて、面白いかな。
高価な食材ゆえに15食なんだろうな、と。
うん。これはこれでとてもよくできた塩ラーメンだと思う。
ただ、落花生使用のこちらのラーメンに比べるとやや地味で、
霞んでしまう感じがしたかな。
落花生使用とはいえ、ここのラーメンの基本は
すでに東京のスタンダードの味になっている。
つまり、厳しい言い方をすれば、自分で作った味ではない。
もちろんピーナッツ/落花生というアイデアはすごいのだが、
基本というか、基盤は修行先で学んだものだろう。
でも、それをただ再現するので、終わりではない。
今後自分の味、「オレの味」というのを見出さなければならない。
八つ場は、借り物の味で満足するようなお店ではないと思う。
とすると、この塩ラーメンではかなり地味すぎる。
一つの実験としてはすごくいいものだと思うが、
これが八つ葉オリジナルの塩ラーメンだとは思いたくないな。
同い年のラーメン店主として、是非とも、
他にないオリジナルの塩ラーメンを完成させてもらいたいなぁ、と
細々っと期待しております。
もちろんすごく美味しい塩ラーメンだった。
ただ、これで終りじゃないだろうな、と。
いや、これが始まりというか、なんというか。。。
意外と八つ葉には今後も行くかもしれないなぁ~