千葉某所である用事をしていたら、、、
たまたま麺処まるわのビギーちゃんに遭遇しまして…。
で、ビギーちゃんに半ば連行されるかたちで、、、
武蔵家富士見店
に行くことになっちゃいました!!!(笑)
家系ラーメンですよ!!!
家系ラーメンは、ずっと食べることを「封印」してきました。
この数年、異常にブームとなった「家系ラーメン」ですが、どうもきな臭い感じがしてきてて。なんていうか「儲け主義」「商業主義」みたいな感じになってきて、「なんか、違うよな‥」って思うことも多々あって。
なんか、表面的に「家系ラーメン」を模倣しただけの新店も続々出てきてて、、、
それまでも、「劣化家系ラーメン」のお店はいっぱいあって、そういうお店に比べれば、はるかにレベルの高い「家系ラーメン」がでるようにはなったんです。これは「いいこと」だと思うんです。
でも、レベルの高さと引き換えに、なんか「家系スピリット」みたいなのがなくなった…っていうか。(その「家系スピリット」ってなんやねん、っていう気もしなくもないですが、、、)
そんな感じで、色々と思うことがあって、家系ラーメンを食べるのをやめたんです。
最後に「家系ラーメン」を食べたのは、昨年2022年6月でした。
あの日から、1年3か月、、、
家系ラーメンをずっと食べずに、ラーメンライフを続けてきました。
それこそ、90年代から「家系ラーメン」が好きだった僕には、かなり辛いんじゃないかなって思ったんですけど、意外と、大丈夫でした。「家系ラーメン」を食べなくても、ちゃんと「ラーメンブロガー」として、書くことっていっぱいあったな、って。それに、家系の中でも、新店っぽいお店だと、もうすぐに「情報」が溢れるように出てくるので、僕が書かなくても、なんの影響もないんですよね。
つまり、僕なんぞがレポしなくても、全くなんともないのが「家系ラーメン」なんですね。他の誰かが必ず応援してくれて、他の誰かがいつでもSNSで宣伝してくれるんです。
…でも、あれから1年3か月。過剰な「家系ラーメンブーム」にも陰りが見えてきてて、「そろそろ、解禁してもいいかな」って思い始めていた矢先に、、、ビギーちゃんに誘われちゃったわけですね( ´艸`)
1年3か月ぶりに食べる「家系ラーメン」、いったいどんな風に感じるんでしょう?!
これはこれで、ワクワクです。
それに、この「武蔵家富士見店」に来るのは、9年ぶりなんです。
券売機です。
ビギーちゃん曰く、「ラーメン並が一番旨いっす!」とのことで、、、
ラーメン並(750円)
を頂くことにしました。
この今の時代にあって、ラーメン一杯750円っていうのは凄いかも…。
感覚的には、「わ、めっちゃ安っ!!!」って感じ?!?!
で、せっかくなので、「トッピングのり増し」(100円)も付けて…
…
いきますよ、、、
感動の1年3カ月ぶりの再会、
ジャジャーン!!!!
こちらが、今千葉界隈で一番熱い【武蔵家富士見店】の、
ラーメン並
+トッピングのり増し
です!!
うおおお、、、すっげーヴィジュアル!!!
このヴィジュアル、半端ないですね~~~✨
なんか、黒い花が咲いているような、、、
ここに来たら、無料の「小ライス」と「青かっぱ」も是非!!
この眺め、すっごく懐かしいです!!!😂
嗚呼、遂に遂に、、、解禁の日が…
解禁の日って、こうやって突然やってくるんですね…
zoom up!
うんうん、家系ラーメンって、こんな感じでしたね。
1年3か月ぶりに食べる家系ラーメン、いったいどう感じるんだろう…
スープをおそるおそる飲むと、、、
「ん?!?! むむむ、、、あれれ・・」
って思いました。
なんだろ、、、
1年3か月もの長い間食べてなかった家系らーめんのはずなのに…
ちっとも「懐かしさ」がないんです。懐かしさも、驚きも、衝撃もないんです。
なんか、ついこの前食べたような、、、って感じなんです。
「うおおお!!!」っていうよりは、「うんうん、これこれ!」って感じで。
(もちろん、とっても美味しいな🤤って思いましたよ)
1年3か月ぶりなのに、まったくその長さを感じないんです。
それくらい、きっと「家系ラーメン」の味が僕の中の奥深くに入り込んでいるのかな。
deep inside of me...
久々に食べて思ったのは、「家系って、意外と食べやすい味なんだなぁ」ってことですかね。
濃厚なスープではあるんですけど、他のラーメン店と比べると、かなり飲みやすいスープなのではないかな?!、と思いましたね。家系ラーメンって、そんなに「濃度」を上げたり、度を越えた「しょっぱさ」だったりってないんですよね。特に武蔵家のラーメンって、家系の中でもたしかすごくバランス重視系のスープだったかなって。
ビギーちゃんが「今、千葉で一番うまい家系はここかも…」っていう理由もなんとなく分かった気もします。(なんとなく、彼の元修業先?にも通じるような?!…)
麺はこんな感じです。
今回は、「やわめ」でお願いしました(ビギーちゃんが「やわめ」が一番っすよ!」っていうから…💦)
家系ラーメンの麺って、「柔ら目」なのが一番いいんだそうです。
やわめで食べる家系、悪くないですね~。っていうか、やわめでも、全然ふやけてないんです。もっちり感が増して、水分を吸収して重さのある麺になっているっていうか。
なるほど、、、
なんでも「固め」「濃いめ」がいいってわけじゃないんですね~。
チャーシューは、思っていたよりわりと大きかったです(笑)
この今の時代で、750円のラーメンでこのサイズは「お得感」があります。
そうそう、家系って、こういう「食べ物」だったよな、、、って。
安くて美味しくてボリュームあって、味も選べて…。
中でも「安い」というのが、家系の最大の魅力でもあったような。
ブームに便乗して、高級志向の家系ラーメン店も今は結構ありますけど…
でも、もともとは「安くて旨くてボリューム満点」が、家系の原点だったような。
海苔も、100円でどっさり入ってて、スープと麺と一緒に食べる家系ラーメンは格別の美味しさでした。
あっという間に、麺もスープもなくなっていきました。
そうそう、これぞ、家系マジック!!
美味し過ぎる豚骨醤油ラーメン!!
味玉を割って、、、
味玉も、かなり味の強い味玉で、旨かったな~。
家系の味玉って、あんまり印象にないんだけど、、、
でも、ここのは香り強めで、食べてて美味しかったですねー。
香り強めというか、味濃いめ!!!
…
あと、武蔵家の最大の武器?!
ライス無料&青かっぱ!!
これがないと、武蔵家って感じがしないですからね。
ご飯をスープにぶっこんで、最後の一滴まで食べ尽くす!!
これこそが、武蔵家の流儀!!であります✨
***
というわけで、、、
実に10年ぶりの再訪となり、また家系自体1年3か月ぶりとなる武蔵家の実食レポでした。
ここは、度を越えて人がわさわさと集まってはこない、でも人気のラーメン店です。
すごくちょうどいい感じの繁盛店?!?!(昼時は凄いんだろうけど…)
ま、僕がここで言わなくても、みなさん、もうご存知かと思いますけど…💦
…
ただ、1年3か月ぶりでも、そんなに「おおお!」ってならなかったのが、なんでかなぁ、と。
八丈島で体感した「おおお!!!」が出てこないんです。。。
その理由の一つは、家系ラーメンが体に入り込んでいるんだろうな、と。
あと、もう一つは、やっぱり僕の「年齢」もあるのかなって。
今の自分が欲しているのは、もう少し優しくてじんわりする味なんだろうなって。
まだ「刺激」が欲しくないわけじゃない。でも、そんなに強い刺激は求めてない。
同じ年齢か少し上くらいの人が作る、同じ年齢の人や少し上の人にとって「うまい」と感じるスープがいいっていうか。20代の若者が喜ぶラーメンと、40代~50代の人が喜ぶラーメンって、やっぱ同じじゃないっていうか。
もちろん個人差もあると思いますが、個人の趣味や嗜好を超えた「実年齢的要素」もある気がするんです。
家系ラーメンって、やっぱり「若者向け」で、「ガテン系~がっつり系=G系」が好きな人向けなんだろうな。
…
家系ラーメンの「解禁」はしたものの、、、
今後、僕自身、この「家系ラーメン」とどう付き合っていくのか…。
しばらく考えたいなぁって思います。
誤解なきよう申し上げれば、僕は「家系ラーメン」が根本的に大好きです。横浜界隈の家系ラーメンも相当食べ歩きました。20年以上前に吉村家に行って、本家の家系ラーメンを食べて、衝撃を受けて、感動した人間です。
だからこそ、今の(僕から見たら異常な)家系ブームに、ある種の怖さを感じています。
かつての「濃厚豚骨魚介系ブーム」の時のように、「またお前か」「またお前もか」「またまたお前か」っていう感じで、どこもかしこも、同じような(且つ、劣化バージョンの)ラーメンが再帰的に作られていく、みたいな。
家系ラーメンを、ただ「消費」するだけの食べ物にしたくない、っていうか。家系ラーメンの本当の良さ(安くて旨くてボリューム満点)を無視して、儲け主義に走ってもらいたくない、っていうか。
家系ラーメンを心からリスペクトしているからこそ、距離を取りたくなっちゃうんだろうな。
多分、そうなんだろうなって思います。
家系ラーメンと距離を取れないと、真のラーメン好きとは言えないんじゃないかな、と個人的には思っています。家系ラーメンが美味しいのは当然。でも、家系だけがラーメンではない。この世界には、無数のいくつものラーメンがあるんです。その一つとして、相対化できないと、冷静なラーメンの判断はできないんじゃないかなって。
…
お水がいらない家系ラーメン?! 気になる!
吉村家にもまた行きたいなぁ~
これも美味しそうだわ(n*´ω`*n)