千葉県の中で、最も独特な世界観をもつ街、
銚子
にやってきました!
このブログではお馴染みの「銚子」ですね✨
で、銚子と言えば、当然「銚子電鉄」です!!
今の銚子駅の銚子電鉄ホームでは、「絶対にあきらめない駅」になっています。
ん? H.Andoって誰だ!?…
H.Andoという方については、facebookの銚子電鉄のページでこう説明されていました。
【銚子駅ネーミングライツ・パートナーのご紹介】
今般、銚子駅の駅名愛称ネーミングライツにつきまして、契約期間満了に伴い、新しいネーミングライツパートナー様との契約をおこなうこととなりました。ネーミングライツ・パートナーは、 安藤秀三様です。また、銚子駅の新しい駅名愛称は、従前の愛称を継承し「絶対にあきらめない」を引き継いぐことになりました。 安藤様はアマチュアの鉄道画家であり、銚子電鉄銚子駅の駅舎内に月替わりで作品を展示する予定です。また、駅名看板には、安藤様のイニシャルを表示する予定です。どうぞ、よろしくお願い致します。
なるほど…。安藤さんというアマチュア鉄道画家さんのことなのか!!
この「絶対にあきらめない」が、銚子電鉄の今のコンセプトみたいですね。
車内のつり革にも、「絶対にあきらめない」の文字がありました!
英語でも、「Let's support the Choshi Electric Railway」って書いてあります。
「絶対にあきらめない 銚子電鉄を支援しようぜ!」、かな。
このつり革広告は、「パールショップともえ」の宣伝です。
…
パールショップともえって、…パチンコ屋さんですよね??
その「パールショップともえ」の名のついている駅が、今回の「目的地」です!!
銚子の次の駅の「仲ノ町駅」構内にある売店のことなんです!
今回の銚子への旅の目的は、この仲ノ町構内にある売店で売っている「あるもの」を買うこと。
…
僕的には仲ノ町の次の観音駅のショップにはよく行ってましたが…、こちらの駅構内の売店は初めて来たかも…(この駅自体には何度か来たことはあるけれど…)
正式名称は「仲ノ町物品販売所」(かな??)
仲ノ町駅は、銚子駅から電車で1分ほど、歩いてもすぐに着く場所にあります。
こちらが、仲ノ町駅のホームの風景です。
何の変哲もない駅です…苦笑
でも、「のどかな田舎の駅」っていう感じがして、ホッとしますね。
この駅は、ぐるっと360℃、「ヤマサ醤油」の工場に囲まれた駅なんです。
駅前も大きな工場になっていて、なんか素敵な雰囲気に包まれています。
工業化時代の雰囲気にタイムスリップするというか、、、
パールショップともえは、この駅のスポンサーってことなのかな??
過疎化する地方のローカル線の生き残りをかけた戦いの一つの手法として、各駅にそれぞれ「スポンサー」を付ける、という斬新な試みをしている銚子電鉄。
その手法は、「徹底的に生き残る!」というとってもプリミティブな手法とも言えます。
思えば、国鉄民営化以降、どんどんローカル線が消えてなくなっています。第三セクターへの移譲もどんどん進み、味のあるローカル線が「合理化」の名の下に、どんどん姿を消してきていました。
そんな中、「絶対にあきらめない」「絶対に生き残る」「絶対に銚子電鉄を終わらせない」という決意をもって戦いに挑んでいるのが、銚子電鉄。これは、今流行りのSDGsにもつながる話で、「経営が悪化しているから、廃線ね」ではなく、「どうしたら景気回復を見込めないこの国(沈没船日本号)で、持続可能なローカル線を維持できるか」という、それこそ「未来への挑戦」でもあるんですね。
資本主義の時代=近代の次に来る(来なくてはいけない)ポスト近代のことを、(日本では1990年代頃から)「新しい中世」という言葉で語られてきていて、最近、さらにこの「新しい中世」が注目されつつあります。
>「新しい中世」とは??
僕的には、「ゆる~い発展」「持続可能性」「脱都市化」「脱学力社会」「脱国家主義」「地方の充実」「環境にやさしい」「エッセンシャルワークが輝く時代」「中世とは異なる近代とのハイブリッド型の新中世」…というイメージですかね。
銚子電鉄は、まさにそんな「新しい中世への挑戦」ともいえる気がするんですね。
国家じゃなくて、個人や会社がみんなで支える「公共交通機関」。
利用者の増加が見込めない以上、利用者が増えなくても、走り続けることができることこそ、新しい時代のビジネスモデルだと思います。
「インフラ」「公共交通」「エッセンシャルワーク」…、日本だけじゃなくて、世界中で、もっとベーシックでエッセンシャルな仕事を中心にした、あまり変化のない社会を作っていきたいものです。それこそが、「地球レベルでの持続可能な世界づくり」になるんじゃないかな、と。エピキュリアン的には、「隠れて生きよ」ですね。真の意味でのアタラクシア、魂の安らぎを求めたいものです(それこそが、新しい中世的な価値観になるといいなぁって)
…
さて。
今回の銚子の目的とは何かというと、、、
こちらです!!!
仲ノ町駅構内にある小さな小さな売店に売っております…
まずい棒
であります\(^o^)/
「うまい棒」じゃないですよ、「まずい棒」です!!
日本人なら誰でも食べたことのある1本10円の「うまい棒」をパロディーにした銚子電鉄オリジナルの菓子、「まずい棒」であります!!
こちらのサイトに、まずい棒の経緯が記されています。
「日本一のエンタメ鉄道」を目指して
「イルミネーション電車」「バルーン電車」や
社長自ら「DJ」となり電車を運転、
UFO召喚イベントを開催etc…。
他所ではない様々な取り組みをして来た「銚電」
ですが、副業のぬれ煎餅が不振で赤字に転落しました!
実は収入の約7割が「ぬれ煎餅」による販売収入です。
国の補助金も減少して、
このままでは「まずい…」ということで
生まれたのが、「まずい棒」ということらしいです。
経営の裏側まで晒しちゃうところが、「銚子電鉄らしい」ですね(苦笑)
いわば、「危機的状況下において「ヤケクソ」になって作ったお菓子」というところでしょうか?
更に、ラーメンフリーク向けにも、「銚電ラーメン」が売られていました。
ええ、もちろん買いましたとも💛
サバイバルカレーは、「サバが威張ったカレー」かな??(おやじギャグだ…)
こちらも買いたかったですが、あまりにも買う量が多いので断念しました。
でも、Amazonで買えるみたいなので、買うぞ~!
仲ノ町駅は、本当にカオスでカラフルです。
面白い駅なので、是非一度行ってもらいたい駅なんです!
しかも、駅前には、ヤマサ醤油の工場がどどーんっと。
この工場を抜けて、ぶらぶら歩くと、本当に素敵な世界が待っています。
少し歩くだけで、街中に出れますし、美味しいラーメン店もいっぱいあります。
銚子にはもう何度も何度も来ていますが、毎回新しい発見があって面白いんです。
こんな時期ですし、「県外への移動」もかなり空気的に制限されていますし、県内で、しかも人との接触の少ないところで「余暇の時間」を過ごすという意味でも、千葉の人にはおススメの駅ですし、町ですし、エリアですね。
この駅から歩いて街中を散歩して、銚子駅に着くまでの間、ほぼ人と接触することはありませんでした(それくらい人がいませんでした)。
…
というわけで、、、
今回購入した「まずい棒」の全てです!!
参考までに「うまい棒」も並べてみました(苦笑)
①コーンポタージュ味
②か~るいチーズ味(あの「カ~ル」のパクリか?)
③ぬれ煎餅味(これは銚電オリジナル!)
以上、3点はすべて税込378円(10本入り)でした。
一本約38円の高級「まずい棒」…、「うまい棒」より高いですが、いいんです。全ては「銚子電鉄のために!」ですから。僕も「絶対にあきらめない」!(銚子電鉄を応援する身として…)
…
そして、岩下食品株式会社とのコラボ商品の
④岩下の新生姜味
の四種をゲットしました!!
(「スーパーまずい棒」は売っていませんでした😢)
うまい棒とまずい棒を並べてみました💛
味については、、、ここでは「ノーコメント」にしておきたいと思います。
これは、是非是非一度食べてもらって、「本当にまずいのかどうか」をご自身で確かめてみてください!
むっちゃ面白かったです!!
ぬれ煎餅もいっぱい買ってきました✨
本も出ています。「なんでもありの生存戦略」、まさにその通りです。
こちらはDVDですね。
2008年に出版された熱い本です!!