イギリスで不思議な事件があったみたいだ。
双子の男女が知らずに結婚、婚姻無効に
英国 1月12日9時55分配信 産経新聞【ロンドン=木村正人】英国で別々の両親の養子となった双子の男女が血のつながりを知らないまま結婚、その後、双子と分かり裁判所から「近親結婚」にあたると婚姻を無効とされたケースが11日、英上院の審議で報告された。英BBC放送などが伝えた。
ある上院議員が裁判官から聞いた話として紹介した。双子の詳細については明らかにされなかったが、2人は「双子とは知らなかった。お互いに避けがたい魅力を感じた」と結婚した理由を話しているという。上院議員は「近親結婚の悲劇を事前に防ぐためにも、養子となった子供たちには血のつながった親が誰なのか知る権利がある。隠しても真実はいずれ分かるのだから」と話した。
専門家によると、双子の男女は血縁を知っていると拒絶反応を示すが、知らないとお互いに強くひかれる傾向があるという。養子縁組だけでなく、生殖医療が進む中で、子供たちに血のつながった親を知らせる方法が問題になりそうだ。
なんとも不思議な事件だ。「双子の男女は血縁を知っていると拒絶反応を示すが、知らないとお互いに強くひかれる傾向がある」なんていう双子の研究なんて聞いたこともない。そんな研究あったか!?(探してみよう)
でも、すごい偶然だ。出会った恋人が実は双子の兄妹だった、と知ったらどんな気持ちになるんだろう。
日本では施設養護が主流だが、欧米ではホスピタリズム論争以降、養子縁組が主流になっている。つまり、普通の一般家庭の子どもとして育てられる。だから、本人や周囲としては、誰がどこの子どもなのか、不明な点が多い。今回の事件もそういう欧米の児童養護ならではの問題の一つとして考えていいだろう。
しかし、どうやってこの二人が兄妹だって判明したんだろう。戸籍とかからかなぁ。