会津若松から『SLばんえつ物語』に乗って新潟県の新津にやって来ました。
新津駅で下車するのは、人生初✨だと思います。
新津駅は、「鉄道の町」としても知られていて、商店街のシャッターには色んな鉄道が描かれています。
また、この新津には「新津鉄道資料館」もあり、全国の鉄オタが集まる場所にもなっています。
…
でも、ラヲタ的には、やっぱりラーメンでありましょう。
ラーメン王国の新潟県ですからね。
きっと、新津にも素敵なラーメン店があるんだろうと、期待を抱きつつ。
で、今回、僕が選んだのが、、、
大将ラーメン
というローカルな老舗のラーメン店です。
最初は、このお店じゃなくて、「そば処高田屋小路ますだや」に行こうと思ってたんです。
お蕎麦屋さんなのにラーメンがあるお店ってことで、、、
でも、SLの中で色々考えて、考えに考えて、こちらに行くことにしました。
やっぱり、せっかくなら「ラーメン屋さん」のラーメンをまずは押さえないとなって。
しかも、調べると、このお店、色んな意味で面白そうなんです😊
こちらのお店は、商店街に面したメインの入口と、、、
もう一つ、裏手?にも、入口があるんです。
入口が二つあるっていうのも、なんか面白いですよね?!
で、こちらのお店は、創業55年くらいの老舗のラーメン店なんです。
大将ラーメンというくらいなので、頑固な親父さんがいるかと思いきや…
僕と同い年か、それ以下に見えるお姉さんが厨房に立っていました。
聞けば、2年くらい前に、創業した店主さんはお亡くなりになられたんだとか…。
で、その故店主さんの娘さんが、二代目としてお店を守っているんですって。
この娘さんが生まれた頃に、お店を始めたということで、、、(つまり、もう50年以上、この世に生きている方なんです。見た目的には、40代以下にしか見えないのに!!…と、めっちゃ驚いていたら、2代目に笑われました…苦笑)
お客さんも地元の人メインで、アットホームで、すごくいい感じでした。
いいお店には、いいお客さんが集まってくるもんですね。
こちらが、メニュー表です!
50年以上の歴史のあるお店なので、限定なんてものはやってません(`・ω・´)
基本の「大将ラーメン」は、今の時代にあって770円であります。
玉子入りだと、880円になりますね。
で、こちらの名物となるのが、
大将スタミナラーメン(990円)
であります。
スタミナラーメン好きとしては、無視できないラーメンなんですが、、、
なんと、このスタミナ~には、「とり唐揚入り」となっているんです。
そう、このお店では、スタミナ=鶏唐揚げ、という解釈になっているんです。
スタミナラーメン=唐揚げラーメンっていうのって、他じゃないかも?!
しかも、その唐揚げ、ラーメンの中には入っていなんだとかで、、?!
いったい、どんなラーメンなんでしょう?!
…
いきますよ~、、、
これ、凄いですよ、、、
ジャジャーン!!!
こちらが、おそらくは唯一無二のヴィジュアルとなる、
大将スタミナラーメン
(LEVEL4 麺にからむ辛さ)
です!
ノーマルの大将スタミナラーメンは辛くないみたいですが、、、
ここは、5段階になる辛さ調整もできるみたいでして、、、
しかも、一番辛いLEVEL5でも、そんなに辛くないんだとかで…。
ちょっと刺激も欲しかったので、LEVEL4の「麺にからむ辛さ」でお願いしました。
それにしても、、、、
すんげー、ヴィジュアルだなぁー、おいっ!(ToshI風に)
ラーメンの上に、唐揚げが浮いているんです!!!
このから揚げを乗せる金具が、このお店のオリジナルなんだとか?!
zoom up!
このスタミナラーメン、すっごくそそりません?!?!
ネットで、この辛いラーメンを見た時に、「喰いて~~!!」って思ったんです。
真っ赤なラーメンの上にそびえ立つ「唐揚げたち」。
しかも、この唐揚げ、カレー味の唐揚げなんですって!
たしかに、唐揚げのにおいを嗅ぐと、カレーの香りがします。
で、スープを一口飲むと、、、
「うおおー! 辛い! がしかし、旨い! なんだ、このエナジー溢れるスープは?!」
って思いました。
ホント、結構辛さはあるんですよ。でも、度を越えてなくて、すごく美味しいんです。
バランス重視系の辛いスタミナラーメンって感じかな?!
なんとも、3種類の唐辛子を独自にブレンドしているらしく、うまく辛さも調整しているみたいです。
元のスープの味は分かりませんが、この辛いスープ、ホントに絶品であります。
唐辛子の風味や香りや味わいがとにかく前に前にと迫ってくる味わいですね。
麺は、こんな感じで、細いやや縮れ麺…かな?!?!
この麺もまた、かなりハイレベルの麺だなって思いましたね。
つるつるっとした食感で、辛いスープもなんのその!って感じで。
この麺、食べやすくて、歯ごたえもよくて、すごく好きだなぁ~(n*´ω`*n)
さすがは、ラーメン王国新潟県の麺なだけはありますね👆
福島県もラーメン王国だし、新潟県もラーメン王国だし、、、
いや~、もう、こりゃ、胃袋がいったいいくつあれば、食べ尽くせるんだか、、、
唐揚げがド派手で、目で追ってしまいますが、、、
ここのチャーシュー、これ、かなり激ウマですよ、、、💦💦
もっちりしていて、弾力性があって、噛み応え抜群で、、、
これ、ホント、絶品チャーシューじゃない?!?!って、一人唸りました。
で、こちらの【とり唐揚げ】ですよー!!
揚げたてサクサクのカレー味の唐揚げが5つ、どーんっと乗っているんです。
しかも、ラーメンの上にじゃなくて、ラーメンの上にはまる金具の上に!!
この金具、故初代店主さんがご自身で針金を使って、試作品を作ったんですって。
で、それを、プロの人に作ってもらったのが、この唐揚げ用の金具なんですって。
スープの中に入っていないので、衣は揚げたてのまま!!
こちらの唐揚げは、わりと最初からしっとりタイプかな?!と思われます。
しっとり感のある揚げたての唐揚げ、めっちゃいいですね~😊
鶏肉も、もっちりしていて、柔らかくて、とっても食べやすいです。
そして、カレーの風味がふわっと感じる唐揚げですね。
そのまま食べても十分美味しいんですけど、ラーメンですからね、、、
やっぱり、こうやってスープに浸して、食べたいものです!
3種類の唐辛子をブレンドした辛いスープに、カレー味の唐揚げを入れて、、、
これがもう、ちょっと想像をはるかに超える美味しさ&楽しさに\(^o^)/
パーコーラーメンみたいな感じで、楽しく頂けますよ。
そのまま食べても美味しいし、スープに浸して食べても美味しいんです。
いや~、こういう食べ方、すっごく斬新ですね!!
…
この大将スタミナラーメンだけでも凄いんですが、、、
一番基本のラーメンも、違う意味で、とんでもなく凄かったんです。
ジャジャーン!!!
こちらが、大将ラーメンの看板ラーメン、
大将ラーメン(醤油味)
です!
なんか、、、
見た感じだけだと、何の変哲もないラーメンのように見えなくもないのですが、、、
このラーメンが、ちょっと想像を超える「普遍性」をもつ激ウマラーメンだったんです。
なんか、ヴィジュアルだけだと、西千葉の鳳華飯店のラーメンに似てますね😊
zoom up!
スープを一口飲んで、もうひっくり返りそうになりました。
「な、な、なんだ、この魅惑すぎるあっさりでファットな和風スープは?!」
って、、、。
この味わい、新潟のどのラーメンにも似てないんですけど、、、(;´∀`)
和風の旨みが強く出ているけど、何かが突出しているわけではないんですよね。
強いていえば、新潟市内の「新潟あっさり醤油系」に通じなくもなさそうだけど…
でも、違うな、、、
2代目女性店主さんに聴くと、創業者の初代店主さんは栃木出身の方なんだとか。
もしまだ生きていれば、84歳くらいになる方らしいんですね。
とすると、現存する栃木周辺のご当地ラーメンの影響を受けてなくはない?!(白河ラーメンとか?!)
また、初代店主さんは、ラーメン屋さんを始める前に、この店舗のすぐ近くで「お寿司屋さん」をやっていたんですって。なので、お魚については相当の知識と経験があったと思われます。
この大将ラーメンのスープを飲むと、お寿司屋さんをやっていた人が作るラーメンって感じもしてきます。
じっくりとこのスープを味わうと、「昆布」の旨みが感じられたんです。昆布だしと、あと煮干しやかつお節や鯖節なんかが合わさった「極上の魚介出汁の旨みたっぷりスープ」になっているんですね。そこに、生姜なんかも入っていて、ホント、一言で語り尽くすことのできない絶品和風スープだったんです。
新潟の老舗のラーメン店ですが、新潟のどのラーメンにも似ていないっていうね。
もう、それに僕はすごく感動と衝撃を覚えましたよ。
麺はこんな感じです。
この麺も、普遍性をもっていて、温故知新を感じる麺でした。
多分、上の大将スタミナ~と同じ麺だと思いますが、、、
辛くない和風醤油スープで食べると、麺の感じ方もがらりと変わりますね。
いつまでも食べていたい、つるつるっとした細い縮れ麺でした。
チャーシューも、やっぱり破格に美味しかったです。
…
いや~、こういうラーメンに出会いたくて、食べ歩いているわけですよ。
家系だとか、二郎系だとか、そういうんじゃなくて、、、
って書くと、また、色々言われそうですけど、、、💦
日本全国には、まだまだ「すごいラーメン」がいっぱい存在していて、僕らラーメンファンを待っているんですよね。だから、僕らも、特定のラーメンに縛られないで、もっともっと自由に、もっともっと遠くへと、ラーメンを追い求める旅にでなきゃいけないわけですよ~(強制ではないですけど、、、)
少なくとも、僕は、どこかの誰かが話題にしているようなラーメン店じゃなくて、どこの誰も話題にしないけれども、とんでもなく素晴らしいラーメンを作っているお店を探求し続けたいですね。
この思いは、最近、ますます強くなっていますね。
この新津の「大将ラーメン」も、また、会津若松で出会った「くるくる軒」も、おそらく地元の人は知っているであろうけど、千葉や首都圏の人まで知れ渡っているとは思えません。
でも、どちらのお店のラーメンも、ホントに、ぶっ飛ぶくらいに美味しかったんです。
まぁ、千葉のローカルなラーメンブロガーが騒いだところで、どうなるって話でもないんですけどね…💦
でも、こういう本当に素敵で素晴らしいお店を探してこその、Dr.keiなんだろうなって思います。
***
というわけで、、、
もう感動と驚きと衝撃しかない【大将ラーメン】のレポでした。
ホント、このお店に来れて、とってもよかったです!!
個人的には、とても50代とは思えない素敵な二代目店主さんにお目にかかれてよかったです💕
ホント、お美しくて、そしてカッコよかったんです。
普段は、(らんちばさんとは違って(苦笑))女性店主さんだからどうこうって話はしないんですけど、ここの2代目店主さんは、あまりにも素敵過ぎて、カッコよ過ぎて、惚れましたね~(n*´ω`*n)
うちの愚息にも、S君にも、優しく接してくれて、また、最後にはキャンディーのプレゼントもくれて、最高に最高でした。こういうお店に出会いたくて、日々、食べ歩いているんですよね~~\(^o^)/
あと、隣りに座っていたトラックの運転手さんともいっぱいしゃべれて、楽しかったです。運転手さんも、このお店のラーメンが好きで、ここにしか来ていないようでした(笑)。
こちらのお店は、地元のラーメン雑誌でもしっかり紹介されています。
いくつかのラーメン情報誌が置いてありましたが、どれにも出ていました。
きっと、この新津エリアの歴史ある実力派のラーメン店なのでしょう。
っていうか、食べて思いましたよ。「名店だった…」って。
個性的なラーメンから、超王道の無敵のラーメンまであるんだから、、、
こういうラーメン店に出会いたくて、僕はラーメンの食べ歩きをしてきたんです。
「この世の中には、まだまだ、すっげーラーメン店があるんだよ!」って。
ここの大将スタミナラーメンも、大将ラーメンも、ホントに凄い一杯でした。
次に来ることがあるかどうかは分かりませんが、、、
次にきたら、このつけめん(990円)を頂きたいなぁって思います。
いったいどんなつけ麺になっているのか?!?!
想像することもできません💦
きっと、驚かせてくれるようなつけ麺なんだろうなぁ、、、
定休日は毎週火曜日みたいです。
土日を使って旅する人には、ありがたいですよね。
夜もかなり遅くまでやっているみたいなので、そこも安心かな?!
新津駅前の商店街にひっそりと佇む大将ラーメン。
昼はどういう感じなのか分かりませんが、夜は静かですね~。
でも、店内に入ると、賑やかで、活気もありますよ!!
場所はこんな感じです。
新津駅から徒歩で6分くらいかな?!?!
駅近ですよ~。
新津駅に来たら、是非「大将ラーメン」へ!!!
この商店街のシャッターには、「電車」のイラストが描かれているんです。
鉄オタの愚息はもう大はしゃぎであります。
愚息が恋い焦がれている「四季島」のイラストもありました。
超高級リゾート列車…、1泊2日の旅でも50万円くらいは必要な…。
この新津にもやってくるのかな??
いつか、僕も乗ってみたい気もするけど、50万あったら、海外に、、、💦
それから、新津駅と大将ラーメンのちょうど中間くらいに、、、
こんな面白い「信号機」が設置されていました。
左が「青」で、右が「赤」なんですね。
いきなり、これが現れたので、びっくりしましたΣ(・□・;)
…
新津の写真集、ありました…(;^ω^)
かつて、このエリアは「新津油田」があった場所なんですね…。
こんなBlu-rayも売っているんですね~。見てみたいなぁ…。