高知駅から僕が向かったのは、「窪川駅」。
特急で45分くらいかな!?
四万十川の上流エリアにある静かな駅です。
四万十川を見たくて、、、というのもありますが、
この窪川駅近くに素敵なラーメン店がいくつかありそうだったので、やってきました。
ここに来るきっかけを与えてくれたのは、教え子のMさん。
彼女は「四万十川」の美しさに魅せられて、何の縁もないのに、ここで就職することを決意。
先日、就職活動を終えて、無事、四万十の某施設の就職が決まりました。
夢を本当に実現した子で、来年の4月から四万十(中村)で生活することになります。
Mさんがこれから生きる四万十の世界をこの目で見ておきたいな、というのもありました。
***
この窪川駅は、とても静かな駅で、また、静かなエリアです。
四国八十八か所霊場巡りの第37番「岩本寺」があるところで、重要な拠点にもなっています。
そんな窪川の駅から徒歩でぶらり10分ほどで、到着するのが、、、
このエリアの「ソウルフード」となっている老舗のラーメン店、
駒鳥本店
であります!!
創業は50年以上!!
でも、実は、色々な歴史があったんです。
50年ほど前に、創業者のご夫婦が始められたそうなんですが、、、
12年前に、別の人(現店主さん)が「ここの味を守る」ということで、受け継いだんだそうです。
その間、5年間ほど、お店はやっていなかったんだそうです。
なので、この駒鳥は、17年くらい前に「閉店」している、ということになります。
17年前に「廃業」して、12年前に「復活」!、ということみたいです。
このお店は、間違いなく、窪川を代表する老舗のラーメン店であります。
到着したのは、オープン直後の11時。
なのに、既に満席状態。
この店頭のイスに座って待ちました。
待っていたら、一人、70代のおじいちゃんがやってきました。
このおじいちゃんとお話しながら、待ちました。
そのおじいちゃんは、「林業=きこり」のお仕事をしている方で、色んな話を聞かせてもらいました。
林業の過酷さや、グローバル化による林業の打撃など…。
…
店内も狭くて、テーブル席のみ(昭和の食堂風)。
なので、このおじいちゃんと合席になって、ずっとおしゃべりしてました♪
いい時間を過ごせました(;;)
こちらの駒鳥、営業時間は平日のお昼の11時~14時までのみ!!
一日営業は3時間のみ。日曜日は定休日!!
ハードル高いぞ、、、汗
でも、それでも「営業できる」ということは、それだけ人が入っているってことで、、、
事実、なんでもない平日の日曜日なのに、開店と同時に満席状態に。
とてつもない人気店なんだなぁ、と思わされました。
メニューは、こんな感じです。
名店らしく、メニューは一種のみ。
普通(中)と、大と、特大、そして、お持ち帰り(!?)。
中華そば一種のみ。大きさが3タイプあるってことですね。
こういうお店に来たかったんだ、、、(;;)
地方で出会う、確固たる名店!!
メニューで分かるんです。
…
というわけで、、、
ジャジャーン!!!!
こちらが、
中華そば 普通(中) (680円)
です!!
シンプルさを極めたようなヴィジュアルのラーメンだ、、、
存在感が半端ないです。。。
で、香りもとっても素敵です、、、
ピンクのなるとがとても印象的です。
zoom up!
合席したおじいちゃんの言葉で言えば、「おさかなの味のラーメン」、ですね!!
乾物のふくよかないい香りがふわ~っと感じられます。
高知、四万十上流で味わえるクラシカルな魚介醤油ラーメン。
こりゃ、ヤバい、、、(魚介醤油ラーメン好きのkeiなので、、、)
スープを飲むと、もう、失神しそうになりました(苦笑)
たしかにベースは「煮干し」と「醤油」なんですけど、、、
これが、なぜか、とても「甘い」んです。
あっさりとした甘い煮干し醤油味!?
あまり経験したことのない魚介スープです。。。
なので、煮干し特有の「しょっぱさ」もないんです。
聴けば、ベースは「鶏」と「煮干し」なんだそうです。
でも、それで、こんな甘さが出るかなぁ~~~、と。
実は、鶏と煮干し以外に、野菜と果物も入っているんだとか、、、
また、「かえし」の方にも、甘さの秘訣が隠れているのかも、、、
いずれにしても、甘さが表に出た煮干し鶏醤油ラーメンになっています。
これは、かなりかなりレアな味わいだぞ、、、
こってりではないけれど、食べ手を魅了する不思議な力のある味わいでした。
麺はこんな感じです!!
細めのストレート麺!?
麺の量は多めかな!?
一見、なんの変哲もない麺なんですけど、、、
ここの麺の食べ方はちょっと独特なんです。
上の林業のおじいちゃんが教えてくれたんですけど、、、
ここの麺は、なぜか麺と麺がくっついちゃうんです。
そのまま食べると、麺の塊がどどーんっと。。
なので、スープで麺をかき混ぜながら食べるんですって!!
(こんな食べ方、初めて!!)
この画像では分からないかもしれませんが、、、
常にかき混ぜながら、麺を食べていくんです。
かき混ぜると、麺がほぐれて、食べやすくなるんです。
混ぜて食べる、混ぜて食べる、と。
しかも、この麺がこれまた旨い、、、\(^o^)/
高知の麺、やっぱり旨い、凄い、、、。
竹の子=メンマもちょっと独特でした。
これ、美味しかったなぁ、、、
そして、ミニミニのかわいいチャーシュー!!
とっても小さなチャーシューが二枚だけ入っていました。
これもまた、老舗のラーメン店らしさがあって、いいですねー。
もちろん、美味しかったです。ちょいパサッとした感じなのがいい。で、しょっぱい。
最後に、卓上の「胡椒」をかけて食べると、昭和ノスタルジック系に。
こういうクラシックなラーメンには、ホント、胡椒が合いますよねー。
林業のおじいちゃんも、バサバサと胡椒をふりかけていました♪
いや~、最高の一杯だった、、、
***
というわけで、、、
創業50年、そして、復活して12年の伝説の名店、
駒鳥本店の実食レポでした!
聴くと、なんと高知市内にも「駒鳥」があるんですって!!
こちらにも行っておきたかった…(;;)
店内に、ラーメン情報誌がありました。
もちろん、「駒鳥」の記事もありました。
なるほどね~、、、
補足すると、今は「牛スジ」は入れていなんだとか、、、
牛スジが入ったスープも味わってみたかったなぁ、、、
でも、それでも唯一無二の味わい。
凄かったですよ、ホント。。。
店主さんはこんな感じの方です♪
ホント、いい雰囲気のお店だったなぁ、、、
他の老舗店のような「敷居の高さ」もなくて、、、
「ほんのり甘くコクのあるスープで味わう地元の味」、ですって。
まさに、そんな感じでした。
あれれれ、、、
店頭のボードには、夕方営業時間も書いてあるぞ、、、
どっちなんだろ!?
とりあえず、来る前に電話で確認するのがベストかな、と思います。
だって、本当に人気店なんですもん、、、
この場所にして(というと失礼ですが)、この人気、、、
恐るべき、、です。。
四万十エリアに来たら、絶対に立ち寄りたい「名店」でした。
こんな素敵なお店が、四万十川の上流にあったのか、、、と。
…
でも、「駒鳥」だけじゃないんです。
次のお店も、めちゃめちゃ面白い&美味しいお店でした!!
Wait!!