小岩井農場を満喫した後、
久々に、盛岡の街中にやってきました。
かなり久々の盛岡、、、
色々と懐かしさがこみあげてきます。
前に来たのは、2009年…。
最後に盛岡に来た時に、その最後に食べたラーメンのレポはこちら♪
(ここだったかー、、、(;´・ω・))
盛岡に来たら、もう、絶対に<ラーメン>でしょう!!
(日本全国、世界どこでも、ラーメン!って言ってますが・・・汗)
さて…。
今回、ここに行きたい!と思っていたお店が、
中華そば古川
というお店でした。
このお店の近くに「中河」という老舗の超名店があります。
その「中河」に名前が似ているとあって、気になったんです。
きっと、何かあるだろう、、、と。
こちらのお店は、岩手県庁の近くにあります。
聴けば、創業11年の「中堅店」って感じですが、
その佇まいは、「老舗店」そのもの。
お店が入っているテナントも、昭和の地方都市の場末の雑居ビルで、、
二階の奥深いところに、お店はひっそりと存在していました。
店主さんは、昭和25年生まれ、68歳の方でした。
中河のラーメンが好きで、よく通っていたという方。
つまり、中河のラーメンを長年食べてこられた方だったんです。
この店主さんに、色々と教えてもらいました。
メニューはシンプルですが、幅がありました。
醤油、塩、味噌(辛さレベル多数あり)。
王道のラインナップです。
店主さんに、おススメはなんですか?というと、
「おススメなんてない。うちは寿司屋じゃない。旬な食材を使っているわけじゃない」
と、おススメ断罪(苦笑)
「それが、俺の理論なんだ。おススメじゃない。趣味というか、好きかどうかだ」
店主さん、カッコいい(苦笑)
となれば、メニュー表の中から考えるしかない。
一つ、ヒントとなったのは、こちらの店主さんは中河リスペクト。
で、店主さん曰く、「中河といえばもともと塩のラーメン」、とのことで、
とすれば、塩ラーメンがいいだろう、と。
塩を見ると、
「塩うめ干入り塩中華そば」
があったので、こちらを注文することにしました。
いったい、どんな
ジャジャーン!
もう、見るからにして、オーラがあふれ出しています。
塩ラーメンだけど、そのヴィジュアルは醤油にも見えるというか。
スープは、動物系のコクと、昆布・煮干しの魚介系の旨みが、
バランスよく重なり合っているのが分かります。
丸鶏、ゲンコツの他に、モミジも入れているんですって。
だから、すっきりしつつも、重みのあるスープになっているのかも。
ただ、中河みたいに透き通ったスープではなくて、少し濁ったスープ。
これぞ、昔ながらの東北のラーメン!という極上の一杯だ…
地味にじんわりと旨みを感じるレトロな中華そば。
こういう味を求めて、ラーメンの旅をしているんですよね。僕は。
あと、驚いたのは、チャーシューのもっちもちとした美味しさ。
このもちもちっとした弾力性あるチャーシュー、なかなかないですぞ、、、
麺も、(想像通り)素晴らしいちゅるちゅるの縮れ麺でした。
ここ、盛岡の製麺所の麺らしいですが、さすがは岩手、盛岡。
岩手の麺って、かなり優しい感じなんですよね。
山形や福島とは違って、繊細というか、優しいというか、、、
でも、しっかりと存在感はある、というか。
…
梅が入ることで、いいアクセントができます。
小さいのが一つ入るだけなので、味に影響はさほどありませんでした。
でも、それゆえに、印象に強く残りました。
***
創業11年の中華そば古川。
中河をリスペクトする68歳の店主さんの作る極上の塩ラーメン。
しみじみ、じんわり美味しい昔ながらの中華そばでした。
やっぱ、こういうラーメンが僕は好きだ、、、(;;)
きっとね、大きく話題になることはないと思うんです。
でも、素朴で、親しみやすくて、毎日でも食べられるお店。
こういうお店が、やっぱり「生活世界」には必要で、、、。
若い人向けのお店ではなく、疲れた中高年向けの大人のお店。
でも、、、
考えたら、僕って、中学生の頃から、そういうお店が好きだったんだよな。
レトロで、古き良き日本を感じる牧歌的なお店。
こういうお店と出会うために、日本各地のラーメン店をめぐっているのかも??
最後の最後に、店主さんが一言、
「今度は、辛い味噌中華そばを食べてもらいたいなぁ~」って。
げ、そうだったんだ!?(やっぱり、、、)
是非、また次に来る機会があったら、このお店にも来たいなって思いました。
その時は、是非、この辛い味噌中華そばを頂きたいと思います。
とても、心に残る素敵なお店でした。
是非、中河からの連食で、こちらのお店を訪ねてみてください☆☆
続いて、盛岡ラーメン、二軒目、行きますよー\(^o^)/
次のお店も凄いですよ、、、
創業、なんと、●●●年!!!