遂にこの日がやってきた。
新宿心音会板谷祐と結城敬志のソロプロジェクトINSANE-BORDERの激突LIVE。二人のツーマンではないので、激突って感じじゃないんだけど、僕のテンションは最高潮、MAXです!
僕の中では、もうこれ以上にない組み合わせだ。二人のHEROが同じステージに(しかも続けて)立つなんて、もうまさに「奇跡」としかいいようがない。この極めて稀な奇跡のステージを見るべく、目黒へと駆けつけた! しかも僕の誕生日の前日なんて・・・ 最高の誕生日プレゼントです!!
祐の出演を見計らってライブ会場へ。ライブステーションの店長がいた!! で、会場に入ると、目の前に結城敬志さんのお姿が・・・(汗) わ~、いた~、カッコイイ~と、ミーハー心が炸裂。でも、ここで騒いだら「大人」じゃない。冷静に前を通り過ぎました(心はドキドキ)。で、すれ違うその瞬間に、その隣りに祐のお姿が・・・ 二度心臓がドキドキしました。もう僕は興奮状態・・・
右をみたら結城さん、左を見たら祐。なんじゃこりゃ~~~~と、絶叫したくなった。想像できますか?! 右と左に人生のHEROがいる状況を・・・ もう僕は発狂しそうになりました。32歳最後の日にまさかこんなシチュエーションになるとは・・・ 心底、生きててよかった~と思った。
会場はもう満員状態。結構結城さんのファンの人が多かったような・・・ 明後日もSIXTHのライブがあるし、ファンの人たちもとても嬉しいんだろうな。でも、昔からのファンだったら、きっと祐のことも知っているはず! 結城さんのファンの人に祐はどう映るんだろう?!と、ちょっと好奇心が・・・(逆に、祐ファンの人は結城さんをどう見るんだろう?)
この会場の中に、ジキルとディザイ、両方のファンってどれだけいるんだろう? あるいは祐と結城さん、どちらも好きな人ってどれだけいるのだろう?!
さて、今月二度目の心音会のライブ。
今回のライブは出だしから、マジかっこよかった。っていうか、気合入ってた。かなり深いディストーションをかけたノイジーなギターのリフが響きわたり、叫びとも悲鳴ともいえそうなシャウトが会場に響きわたる。LC-33? ちょっとエキサイトしすぎてタイトルは・・・失念。続いて、LC-25(多分)。これまたディストーションアコースティックパンクとも言うべき、祐の新境地だ。今日の祐はすごく落ち着いているっていうか、すごく丁寧に演奏しているように見えた。気合入ってます。そしてMC。「自分の内面にあるものをどれだけ伝えられるか」という彼の大きなテーマについて若干触れていた。表現には、表出と取り込みという二つの作用があるが、祐は表出に歌の可能性を見ているのかな。そして、な、な、なんとZI:KILL時代の「ナニモイラナイ」のカバーが!! しかも超熱いし・・・ 最後に「あるロックバンドのカバーでした」と言っていた。歓声というよりは笑いが起こっていた。なんかほほえましかった。でも、今の祐に「過去」はいらないかな、とちょっと思った。今のLCナンバーが好きだな。で、お馴染みのLC-01、LC-05と続く。どちらも今の祐の代表曲。特にLC-05は僕の大のお気に入り。本当にカッコイイです。そしてMC。最近のニュースネタを話し、そのことで最近悩んでいるんだそうです。成田の税関で活躍する犬と麻薬の話(詳しくはこちらを参照)。面白かったです。やっぱり祐は考えるアーチストなんだなぁ、と。そして、「ラストダンスは私に」。この曲、祐が歌うと本当にはまるんだなぁ。最後はお馴染みLC-20。わずか8曲だけだったけど、(なんとなく)いつもより丁寧に歌っていたように思えた。声もすごくよく出ていた。ライブステーションのPAがよかったのかな。気持ちよかった!
そして、続けて結城敬志さんのソロライブ。
彼のかつてのバンドの音はほぼ全部もっているつもりだったけど、今日のライブの曲はほとんど聴いたことがない曲ばかりだった。とはいえ、僕の憧れのHEROの歌。どれも気に入らないわけがない。しかも、今回はギターの若い女性とベースの男性をひきつれての三人のライブ。すごい迫力だった。とてもunpluggedなライブとは思えないステージだった。コーラスの入る結城さんの歌には、強い説得力があった。最初の一曲目はホントかっこよかったなぁ。彼もMCで言っていたけど、今回のライブはレアな曲ばかりだった。また、結城さんのギターワークもたっぷり見ることができた。ステージを暴れまくる彼もカッコイイけど、こうやってソロで聴かせる歌をやるのもホントかっこいいなぁ。男としてカッコイイと思うし、ホント輝いているなぁと思った。やっぱり彼の乾ききっていないドライな目が好き。絶望とその向こうにある僅かな光、そんな光を感じさせてくれる目だった。最後のSIXTHの曲は、本当に大好きな一曲。これがまさか今日聴けるなんて。。。 感動でした。そんなに短くはなかったけど、あっという間に終わってしまった。
板谷祐と結城敬志。
この二人の同日同ステージはもう二度とお目にかかれないかもしれない。けれど、どちらも本当の本当に僕が心から大好きなアーチストだ。二人の歌を聴くと、すべてがリセットされる。そして、原点に戻れる。
この二人がいつまでも歌い続けてくれれば、それだけで僕は幸せな気持ちになれる。誰でも歌は歌うけど、歌い続けることは半端ないことだと思う。歌うことをやめるボーカリストはとても多い。僕が心の底から尊敬する二人のアーチストがこうやって今も歌い続けてくれていることに心から感謝したい。彼らの声と歌が、なによりも僕が生きてきた証なのだから。 今日のライブを見て、改めてそう思いました。
●おまけ● やっぱいい曲です! 祐が歌うともっといいです(苦笑)
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*あと、このライブである人に出会えました。その人はずっと前からこのブログにコメントを下さっていた方で、僕は大感激でした。あんまりお話できませんでしたが、すごく嬉しかったです。このブログを通じて知り合えたことにはホント感謝です。
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