世界中でパンデミックを引き起こしている新型コロナウィルスcovid-19。
緊急事態宣言の延長も決まったとか…
「どこまで続くぬかるみぞ」…
戦時中ではないですが、(程度は異なれど)それに似た状態を生きている僕ら。
活動も行動も制限され、自粛を強制され、身動きも取れず、不安と緊張が続く日々…。
そして、今後どうなるのか、いつまでこれが続くのか、誰も分からない日々。
…
コロナ騒動が起こって早1年。
どんどん人々から「余裕」がなくなっていくのを感じます。
なので、2021年は、このブログでも少し趣を変えて、ラーメンにこだわらず、「新しい味世界」を探求していこうと思っています。世界には飛び出られなくても、国内で「世界」を感じられたら、と。
そんなコンセプトで、改めて「千葉」を見渡すと、色々あるんですねー。気を見て森を見ず=ラーメンを見て飲食店を見ず、みたいな感じです。あらゆる料理を「ブログの対象」にすると、あるわあるわ…、行ったことのないお店、食べたことのないお店…
ただ、それを全部食べつくそうとすると無理があるので、「世界のグルメ」「洋食(主にドリア)」という軸だけはしっかりもっておきたいなぁと思いますね(まぁ、そんなシンプルな話にはならないと思いますが…)
で、今回、目指したのは、、、
千葉市内唯一?のロシア料理専門店、
Матрёшка
ロシアレストランマトリョーシカ
であります!!
この記事によると、2018年創業のお店みたいですね。お店の人も「3年」って言ってました。
それから、店名について。
Maは「マ」で、「т」は英語の「t」でしょ。で、ロシア語の「р」は、英語圏の「r」になって、「ё」は「yo」に近いので、рёだと「ryo(リョ)」と言うことになると思います。そして、「ш」は、英語圏の「sh」で、「ка」はそのまま「カ」になるかな??
これを合わせると、「マtリョーシュカ」となり、日本語表記の「マトリョーシカ」となるのかな?、と。
いつか、ロシア語も覚えて、シベリア~サハリンの旅をするんだ!(夢なんです!)
そんなロシアの料理を提供するレストランが千葉駅から徒歩で12分くらいのところにあったんです!
お店は2階にあります。
店頭に、こんな看板が立てかけられています。
この三つの写真が、このお店の「エッセンス」なんだと、後で分かります。
この写真を見ると、「ロシア家庭料理」を出すお店なのかな??と予感。
この看板が立てかけてある階段を上っていくと…
2階のこのドアが、お店の「入り口」になります!
少し入りにくい扉ですが、入ってしまえば、そこは素敵なロシアのレストラン!!
店内は、本当の本当に、ヨーロッパの田舎のレストランって感じでしたねー。
ロシアも一応、(EUではないですが)ヨーロッパ文化圏の国でありましょう(断言はできませんが…)。
テーブル席もとっても素敵でした!!
ご覧ください!!
この素敵なテーブルクロスを!!!
本当に素敵です。ドイツの田舎のレストランのようなテーブル席にうっとり。
もちろん、テーブルクロスには、マトリョーシカが描かれていて、かわいいです💛
店主さんはいなくて、ロシア人女性のスタッフさんがお一人で切り盛りしていました。
BGMは、国際放送?かな、ロシアの歌番組が流れていました。ロシア民謡…ではなく、現代的なポップス(ヨーロッパ風のダンスミュージック)が流れていました。
国内にいながら「海外」を感じる最高の雰囲気に包まれます♪
では、メニューを見ていきましょう!
素敵そうなお料理がい~~~っぱいですよ\(^o^)/
前菜や一品料理です。
ロシアといえば「いくら(Икра)」ですよね♪
でも、残念ながら、ゆで卵のいくらはSold out...😢
にしんの酢漬け(セリョトカ)も美味しそうです。欧州ではにしんの酢漬け、結構出ますからね。
で、サラダとスープです。
ロシアと言えば、もうなんと言っても「ポルシチー」でしょう!!
このお店でも、このポルシチーは大人気メニューなんですって。
ポーランドでは「バルシチ」って呼ばれるんですよね。東欧各国でも食べられる定番のスープです。
黒パンがあるところも、なんか素敵ですね~。
で、メインディッシュとなる「熱い料理」!
左手には、ロシア風餃子が三種、並んでいます。
今回は、ヴァレニキじゃがいもとヴァレニキキャベツのハーフ&ハーフをお願いしました。「ヴァレニキ」というのが、ロシア風餃子(ウクライナ風餃子)になりますね。
それから、僕が今回一番楽しみにしていた「ピラフ(Плов)」、ありました!!
ピラフは、僕の人生の中でも、最も早くに感動した料理の一つ。ピラフとドリアが僕の原点と言ってもいいくらい(ラーメンに目覚めたのは、それからずっと先のこと)。
ピラフは、ロシア語だと「プロフ」になるんですよね。音的には、トルコ語の「ピラウ(Pilav)」~フランス語の「ピラフ(Pilaf)」が元になっているっぽいですね。
いずれにしても、欧州(というか東欧~旧ソ連エリア)で定番の米料理ということになりましょうか。ロシア人の作るピラフ、食べてみたかったんだ…😿
最後に、付け合わせとデザート。
なるほどなるほど…。
ピロシキは、デザート扱いなのか、、、(;^ω^)
以上が、メインのメニュー表のラインナップでありますが…
更に…
お昼のランチセットが三つ用意されていました!!
この日は、ピロシキが売り切れってことで、SET:Bだけ提供可ということでした。
僕の狙いは「ピラフ」と「ポルシチー」だったので、これでよいのです(n*´ω`*n)。
…
というわけで、、、
ジャジャーン!!!
こちらが、ピラフ&ポルシチーの組み合わせとなります、
SET: B(1050円)
です!!
ピラフのお皿には、ロシアのロールキャベツ「ガロヴィツィ」も付いていますよ💛
サラダも付いていて、酸味のある刻みニンジンも入っています(これが好きなんだ…)。
いや~、もう、これは眺めているだけで幸せな気持ちになります。
嗚呼、念願のロシア風ピラフ!!!
一口食べると、少しドライカレー風のスパイシーさを感じます。
スパイスたっぷりの異国風炊き込みライス(=ピラフ)。
そんなにクセはなくて、日本人向けにアレンジされているのかな??、と。
食べやすくて美味しいので、一度食べたらもうやめられないとまらない…。
お皿は大きくないですが、わりとお米はいっぱいあるかな(お茶碗1杯半くらい?!)
ニンジンが結構いっぱい入ったピラフで、ヘルシーさもありますね。あんまりバター感はなくて、ロシアの家庭料理を食べているような気持ちになります。
サラダも、とっても食べやすいです。付け合わせのニンジンが独特な味わいで、これ、欧州~ロシアのサラダを知っている人ならきっと感動するんじゃないかな??
ガロヴィツィは、少し日本のロールキャベツとは違う感じで、こちらも「新鮮な気持ち」になれる逸品だと思います。お酒が欲しくなるなぁ、、、とも(n*´ω`*n)。
…
で、、、
ご覧ください! この紅に染まった赤く美しいスープを!!!
ポルシチー です!!
この赤さは、「テーブルビート(ビーツ)」の赤さですよね。
海外で食べると、ちょっと色々日本人にはキツいスープであることが多々ありますが、ここは日本のロシアレストラン。日本人向けの味にチューニングされているかと思われます。
とにかく、とっても食べやすいんです。ビックリするほどに…。
具の野菜もいっぱい入っています。
こんな感じです。
まさに具沢山のビーツのスープ。
味的にはそんなにしょっぱくもなく、ファットさもなく、洋風スープって感じ!?
優しい味わいのベジタブルスープと言ってもいいかもしれません。
ローリエが二枚入っているのも、面白かったなぁ、、、。
個人的には、このポルシチー風のラーメンをどこかで食べたいなぁって思っています。
ビーツを使った赤いラーメン、面白いと思うんですよね。
しかも!!! 調べると、ロシアに「ボルシチラーメン」が出ているんですって!
>びっくり!!話題のボルシチ・ラーメン!【モスクワのレストラン】
これは…、絶対に食べに行かなければ!!(いつになるのやら…😿)
動画もありました!
いや~、これ、美味しそうだわーーーーwwww😢😢
それから、もう一つ、どうしても気になったのが、こちら!
こちらの「キエフ風カツレツ」も、お昼のメニューになるのかな??
これも、食べないではいられない!って思って、オーダーしました。
ジャジャーン!!!
ひゃ~、ひゃ~!!!
ご覧ください、このでっかいカツレツを!!!!\(^o^)/
見た感じ、巨大なコロッケって感じもしなくもないですが、、、
キエフ風ってことは、…ウクライナ風のカツレツってこと!?!?
ウィーン風カツレツだと「シュニッツェル」になりますよね。そのキエフ風ってこと!?
うん、なんか、こんな感じです…(;'∀')。。。
そして、そのキエフ風カツレツを支えるのが、こちら!!
マッシュポテトです!!!
マッシュポテトが普通に出てくるところもまた、「ヨーロッパ」を感じるんですよね。
ふわふわでとっても美味しかったです。
断面はこんな感じです!!
かなり衣は分厚い感じで、食べ応えがあります。
緑の薬草みたいなのは、「ディル」のみじん切りかな、と思われます。
ディルは、イライラを鎮める効果のある「ハーブ」のことですね(こちらを参照!)。
このディルを入れるのが、キエフ風カツレツの特徴でもありそうです。
外はザクザクで、衣はもっちもちで、中はとってもジューシーです。
なんだ、この斬新且つ新鮮な食べ応えのカツレツは!?!?
旨いですよ、これ、マジで、、、、💓
チキンカツを衣で巻いたカツレツって感じでしたかね!?
そして、最後にロシア風餃子の「ヴァレニキ」です!!
ヴァレニキって、厳密には、ロシアじゃなくて、やっぱりウクライナ料理なんですよね。
…こちらのスタッフの女性に聴くと、クリミア出身っておっしゃっていました。
クリミアって言えば、ウクライナとロシアの微妙なところにある島のような半島のような…。
どうも、このお店はロシア料理店ではありますが、同時にウクライナ食文化も継承しているように思われます。っていうか、クリミア半島に深い関係のあるお店のような気がします。。。
この辺はまた、次回、色々聞いてみたいと思いますね。
で、こちらのヴァレニキ、まさに東欧~ロシアのあの餃子でした。
サワークリームを付けて食べる餃子。これ、僕的には、ポーランドやスロバキアで食べた気がします。ヨーグルトっぽいソースで食べる餃子。。。皮も、日本のペラペラっとした皮じゃなくて、もっちりタイプの皮になっていて、食感も日本の餃子とは全然違うものでした。
最初は驚くかと思いますが、慣れてくると、このサワークリームなしでは、物足りなくなるんですよね。
醤油でしか餃子を食べたことのない人には、是非、一度、この不思議な味世界を味わってもらいたいなぁって思います。
***
というわけで、、、
千葉市内で唯一となると思われるロシア(ウクライナ~クリミア)料理の専門店、「マトリョーシカ」の初の実食レポでした\(^o^)/!!
どれも、ホント美味しくて、日本人向けになっていて、感動しました!!
ただ、このお店は、一度来ただけでは語れないお店なので、また次回、しっかりと味わって、レポをしたいと思います。こんな素敵なお店が、千葉駅から徒歩圏の場所にあったなんて、、、Σ(・□・;)。。。
繰り返しになりますが、、、
このピラフは、是非とも食べていただきたいですね~!!
ジャルコエも次回、是非食べたいと思います。
初訪の人は、お昼に来るといいかと思われます。
このセットメニューはお手頃価格ですし、「目玉メニュー」がセットになっているわけですからね。
おススメです!!
あと、ロシア語の本や絵本もいっぱい置いてあって、感動しました。
多少、ロシア語もかじっているので、なんとなく読めて、面白かったです💛
で、またしっかりとロシア語を勉強したいなって思いました。
場所は、こんな感じです!
千葉駅からでも十分に歩けます!!
最寄り駅は千葉都市モノレールの「市役所前」ですね。
是非是非、一度は行っていただきたい素敵なお店です。
こんな時代だからこそ、もっともっと「海外を感じるお店」に行きたいものですね。
視野はいつでも広く持ち続けたいものです!!!