昨日に引き続き,錦糸町のラーメン店へ♪
昨日、何気なく歩いていたら,偶然とある古びた中国料理店を見かけた。店頭に麺箱があり,そこに「浅草開花楼」と書いてあった。今をときめく浅草開花楼の麺が錦糸町の普通の中国料理店で食べられる?! どこか新鮮さと物珍しさがあり,気持ちがひかれた。
メニューはかなり豊富だ。「冷やしスープラーメン」というメニューもあった。気になるメニューがいっぱいだ! ここのオススメメニューは,「牛肉麺」(950円)。この店で一番注文の多い人気メニューなんだそうだ。
唐辛子がピリリと効いていて,八角とニッキの独特な風味が生きたスープは,あっさりしつつも,心地よい刺激を舌に与えてくれる。基本的にはスパイシーな醤油ラーメンだった。いかんせん,香辛料の風味が強くて,すごかった。まあ,中国料理としてのラーメンだと思えばなるほどと思うけど,これだけ魅力的な味はそのへんの中華屋さんには出せないだろう。
そして,浅草開花楼のやや太い麺。いわゆるトレンディなゴワゴワ麺とは違うが,コシの強いストレート麺でインパクトがあった。たしかに素晴らしい麺だ。 こういうお店でも浅草開花楼の麺って使われているんだなあとしみじみ実感。っていうか,もともとはこういうお店が開花楼の麺を使っていたのだろう。 浅草開花楼の歴史を感じる一杯だった。麺のコシがしっかりしていると、スープもより生きてくるんだなぁと実感した。
今回、改めて「僕はまだまた勉強が足りないなぁ」と思った。
醤油だとか豚骨だとか魚介だとか味噌だとか塩だとか,そういう次元でしか捉えられていない。食べているラーメンに偏りがあるなあ、と。今どきのラーメンを追うのもいいが,やはり色んな種のラーメンを知っておきたい。昨日のタイラーメンもそうだが,色んな味や調味料があるのだ。ミクロでラーメンを捉えるのではなく、もっと広い視野でラーメンを理解できるようになりたい。
先追いしながら、新しいラーメン店を探したり、見つけたりするのも、ラーメンフリークの楽しみだが、普通の人が食べないようなラーメンを再発見するのも、やはりフリークの醍醐味なのだろう。都内にもまだまだ色んなラーメン屋さんが埋もれているんだと思う。ラーメン雑誌やラーメンサイトだけを頼るのではなく、自分の足で色々と探すこともしっかりやっていきたい。流行のラーメンだけがラーメンじゃない。つくづく今回、そう思った。