銚子で、僕が今一番行きたいラーメン店(というか長寿庵)に行ってきました。
長寿庵という看板を掲げたお店のラーメンは、美味しくて、どこも違う味、なんです。
だから、面白い。
となれば、もう行くしかないわけです。
ネットだと、「そば・うどん」カテゴリーに入れられていますが、そんな単純じゃありません。
看板にも、「中華そば」の文字が書いてあります。
お店に入ると、これが地元の人らしき人たちでにぎわっていました。
外部の人には全く知られていませんが、地元ではとっくに認知されたお店ですね。
聴けば、創業45年(以上)。
東京の江古田の長寿庵で働いていた叔父さんのところで学んだんだそうです。
50年くらい前に、ですよね?!
店内は、そんなに広くなくて、13-14人くらい座ると満席になりそうです。
ローカル感たっぷり。
こういう雰囲気大好きですねー。昭和な感じで。
自分はやっぱり昭和が好きなんだなぁ、って。
イマドキのお店はどういうかたちのものであれ、疲れちゃう。
ローカルで、昭和なお店が一番好き♪
メニューはこんな感じです。
きれいに、「そば・うどんの部」「御飯の部」「中華の部」に分類されています。
まさに、昭和の食堂そのものですね。ああ、素晴らしい!
たぬき丼って何だ? きつね丼って何だ?!
海老フライライスっていうのも気になるなぁー。
まぁ、ラーメンは当然食べるとして、とても気になるラーメンがありました。
もち入りラーメン
?!?!
びっくり仰天。
もちいりラーメンが通常メニューに入っている?!?!
不思議過ぎだー。
ということで、悪麺友らんちばさんとのツアーなので、二杯行きました。
銚子の長寿庵のラーメンとご対面!!!
もう、まず見た目からぶったたまげました。
まず、スープに膜ができていて、めちゃめちゃ濃厚そうなんです。
え? ここ、長寿庵でしょ?!?!
しかも、風味は魚介風味。鰹の風味がふわ~っとしてきます。
なんでなんで?!?!
長寿庵でしょ?! お蕎麦屋さんでしょ?!
なんで、こんな本格ラーメンをやっているの?!?!、と。
で、スープを飲みます。
なんとなんとまさかまさかの、、、
背脂魚介醤油ラーメン(背脂×鰹の中華そば)だったんです!!
背脂はスープに溶けているので、見た目的には分かりません。
が、スープを飲めば、背脂の甘い旨みがぼわ~んと押し寄せてきます。
しかも、現代のラーメン店で出される背脂醤油や背脂魚介とは違う味わい。
歴史を感じる背脂魚介醤油ラーメン。(*若干クセはあります)
(書いてて、わけが分からなくなってきた、、、汗)
とにかく、これは、とんでもない邂逅ですよ。
なんで、こんな素敵なラーメンを出すお店があるのに、情報がない?!?!
やはり、まだまだ「知られざる、すごいラーメン」はたくさんあるんだ、と認識しました。
あと、特記すべきは、もともと江古田のお店で出していたラーメンには、鰹は入っていなかったそうです。こちらで開業して、始めた頃も、ラーメンに鰹節は入れていなかったようです。つまり、銚子に来て、魚介ラーメンになった、ということなんです。「こっちの人は、漁師ばかりだからね。魚介の旨みは必要なのよ」、とのこと。
ほうれん草、メンマ、なると、のり、チャーシュー、ネギ。
長寿庵らしいトッピングになっています。
それにしても、長寿庵恐るべしですよ。
自分的には、千城台の長寿庵とここと院内の長寿庵が最強っすね。
麺は、いわゆる普通の定番の中華麺でした。
でも、これでいいんです。こういうラーメンには。
ゆで加減も抜群のストライクでした。
で、こちらが「もち入りラーメン」です!
こんがりと焼いたお餅が二つ、どーんと乗っています。
これはテンションあがるなぁー。
しかも、このお餅がまた実に香ばしくて、、、涙
こんなのを見たら、もう、失神しちゃいそうです。
これはお見事過ぎる、というかなんというか。
こちらのスープにも粘膜ができています。
スープがちゃんとできているということを示しています。
麺はラーメンと同じですね。
このお餅とラーメンのスープとの相性がとてもよくて、、、
感動しました。
なんか、昔カップラーメンで、もちラーメンってあった気が、、、汗
このメニューは、昔、常連さんに「ラーメンにもちを入れてよ」っていうところから始まったんだとか。
長寿庵@銚子のラーメンも、この地で、この地の人々と共に成長していったお店なんですね。
いやー、本当にいい経験になりました。
この看板がいいじゃないですかー!
最高です。
目の前はすぐに漁港です。
道路に、魚が落っこちていました。トラックの二台から落ちたのでしょう。
漁師町ならではの光景でした。
銚子に来たら、坂本→越後屋食堂→長寿庵、というルートで行けますね。歩けます。
老舗+魚介ラーメン+昭和レトロ+旨い。
超ラーメンフリーク向けですけど、、、汗