Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

BiSHの【Beautifulさ】をみんなで再現!-これも僕の教育論-

2022年11月19日。

「やれるならやってみたい」

とずっと思っていたことが実現しました。

昨年の大みそか、紅白でBiSHと出会い、今年はもうBiSHにハマりました。

最初は「プロミスザスター」がいい曲だなぁっていう程度だったんですが、、、

BiSHの過去の曲を聴いていくうちに、「なんていい曲が多いグループなんだ…」って。

しかも、このグループ、歌と踊りとバンドの生演奏という豪華なスタイルでして。

多分、最初はライブとかでも「オケ」を流して、それに合わせて歌うスタイルだったと思うんです。従来のアイドルと同じスタイルというか。

でも、実際のライブ動画を見てみると、ライブでは本当に生バンドによる生演奏で、BiSHのメンバーは歌い、踊っていたんです。

「これは、やってみたい」

そう思ったんです。

***

で、今年の4月に入り、新入生を迎え…。

出会った学生たちの趣味や特技を聴くと、「音楽系」と「ダンス系」が得意な学生が数人いたんです。

「これは最初で最後のチャンスかもしれない…」

そう思って、みんなに「学園祭で、BiSHがやりたい」と提案しました。

提案したからといって、みんなが受け入れてくれるとは限りません。

他にやってみたい曲も色々出てきました。

で、あれやこれやと議論していく中で、BiSHの【Beautifulさ】をやろう!ということになりました。

ちょっと僕のプッシュが強かったかな、とも思ったけれど、みんな、同意してくれました。

(この曲を作った松隈ケンタさんはかつて、YouTubeで「この曲は学園祭向けに作った」と語っていました。そのこともこのセレクトに大きな影響を与えています。松隈さんが学園祭向けに作ったとなったら、学園祭でやるしかない!って)

この曲をやると決まったのは、10月中旬。

1か月で、Beautifulさの再現、できるのか???

不安になりながらも、練習を始めました。

***

1か月、色々とありました。

「全員一致団結して!」という感じは好きじゃないので、まぁ、わりとゆるく進めていきました。

中には、「私はどうしても歌も踊りも演奏もしたくない!」という学生もいまして。

その学生には、裏方の仕事をお願いすることにしました。

表に立つ仕事もあれば、裏の仕事もある。裏の仕事も大事な仕事。

それに、総勢14人(+僕)と多数の人間が集まれば、衝突だっていっぱい出てきます。

何かをすれば、もめるんです(それを知ることもまた学びになる?!)。

前日の18日も、ギリギリまで、どうなるか分からない感じでした(💦)

そんなこんなで、ドタバタの中、11月19日の学園祭ライブ本番の日を迎えました。

***

僕の心配をよそに、学生たちはみんなそれぞれ真剣にやってくれて…。

衣装も、全員強制統一ではなく、赤と黒というコンセプトだけ決めて、各自好きな衣装を用意していました。

自分たちで作ったお手製のブレスバンドもしっかり用意していました。

会場の設営も、軽音部のメンバーと共に協力して行いました。

色々と思うところはあっただろうけど、みんな、前向きに協力的に準備を進めていきました。

そして、BiSH再現LIVEの瞬間を迎えました。

そのライブの動画を是非ご覧ください!

こんな感じになりました!

本家BiSHにはとうてい及ばないものではありますが…💦💦

でも、1か月で、ここまでやることができました!!😂

僕的には、もう何も言うことがありません。「よくやったなぁ…」って。

バンドだけでもたいへん。ダンスだけでもたいへん。歌だけでもたいへん。

それを三つまとめて、数分の間、みんなで一つの曲に向き合うんだから。

このBiSH再現!の実践を通して、色んなことを学んだなぁって思いました。

***

それぞれが、それぞれ得意とするところ、好きなところで輝ければいい。

みんながみんな同じことをしなくてもいい。

そして、みんなが輝ける場所や環境を作ればいい。

表舞台だけじゃなくて、裏方の仕事だって輝けるってことにも気づいてほしい。

(毎回、音響は外部にお願いしていて、そのお手伝いも大事な「仕事」!)

それに、やっぱり僕(教師側)が得意とすることを実践のベースにした方がいい。

僕は根からの「音楽好き」だし、やれはしないけど「ダンス」も好き。

教師自身の好きなことや得意なことをベースに、教育を創っていくことが何よりも大事なんだなって。

そういう実践を通じて、学生たち(子どもたち)は育っていくんだよなって。

いろんなスタイルの先生がいていいけど、僕は、学生たちに「外に開かれた人間」になってほしいと願っている。自分の内に閉じこもるのではなく、「外に」「外へ」と開かれていってほしいし、色んな人と出会ってほしいし、色んな世界を知ってほしいと願っている。

今回は、なんかそういう実践になったんじゃないかなって(僕の妄想かもしれないけど…)。

2020年のコロナ騒動の後、そういう経験が根こそぎ奪われた、と思っている。

学校って、色んな人やモノと出会い、そして、それを通じて、世界の認識を深めていく場所だと思う。

でも、その出会いが奪われ、また、それが可能となるような実践が根こそぎ「自粛」(=禁止)された。

それでも、たくさんの人の尽力のおかげで、2年間封じられていた「学園祭」ができて、よかった。(今回は学内の人たちのみ、だったけど、それでもよかった)

すべての人に感謝!!!

コメント一覧

sehensucht
ありがとうございます! サックスの子に、オヤジさんのコメントを見せました! 「一生懸命」を大事にしていたんですって!

動画、みてくださって、どうもありがとうございました!!
成田の猫好きオヤジ
動画を拝見、しばし感涙。皆さん、笑顔で頑張ってましたね。
その昔、私はサックス吹き、ロケンロールバンドでビャービャー吹いてました。 サックス、凄く一生懸命で良かったです。もっと聞きたい位です。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「教育と保育と福祉」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事