Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

この時期の「山岡家」の限定は凄いんです!【和節とんこつ醤油つけ麺ほうれん草増セット】でガツンとやられましょう!

春の訪れと共に、、、、

僕の「愛車キャサリン生活🚴」も再開されます!🌸

となれば、、、

ラーメン山岡家

に行くのが通例であります!

山岡家に来たということが、春の訪れの合図でもあるんです✨

前回の山岡家のレポはこちら

前回来たのは、2022年11月なので、ちょうど4か月ぶりくらいか…。

まさに冬眠していた4カ月間でしたね。

これからの季節はまた11月くらいまで、愛車キャサリンの生活になります👆

ずっと楽しみにしていたこの3月頃の限定!

今年は、「煮干し」という言葉が消えています。

これもまた、時代の流れというか、時代の変化というか、、、

2023年のこの春に登場しているのが、

和節とんこつ醤油ラーメン&つけ麺

です!✨

今回も、「極煮干し本舗」とのコラボ開発商品となります!

昨年のこの時期の限定麺のレポはこちら

昨年は「煮干し豚骨ラーメン」と称していましたね。

今年は「和節」となっています。現在、煮干の価格が恐ろしく高騰していて、恐らく「煮干しだけでは採算が取れない」と判断したものと思われます。

今年2月のデータですが、、、


2023年2月の豊洲市場における煮干イワシの平均卸価格は1キロ当たり1,272円。先月からは22%ほど上昇。また昨年の同じ2月と比較すると90%ほど高い。平均卸価格が同じ月の過去2年に対し上回るのは12ケ月連続、このところかなり高値傾向が続いている。ちなみに、2018年以降の同じ2月では 本年が最高を記録。これまでは2020年の799円が最も高くなっていた。

引用元


衝撃的な話が飛び出ています。

昨年2月と比べて90%高くなっているという、衝撃の事実。

煮干しラーメンのお店の店主さんがSNS等で嘆くのも、このデータを見ると分かってきます。

こういう背景がある中、山岡家は、あえて「和節」に変えたんだと思います。

乾物は、別に煮干しだけじゃない。色んな魚の乾物があるわけです。

その色んな乾物を合わせて、総称して「和節」にすれば、従来の路線を保守しつつ、なんとか経営的にもやっていける…、と見込んでの今回の限定なのかな?!、と。

これもまた、生き残りを賭けた知恵の一つだと思います。

今のこの現実を踏まえて、守るべきものを守りつつ、環境に適応していくことができたお店だけが、生き残っていける。これはお店に限らず、どの業界や分野においても言えることでもありますね。

券売機です。

ラーメンにするか、つけ麺にするか。

これまでの僕の山岡家の経験からすると、「つけ麺推し」ですね🎵

煮干し系~和節系となると、つけ麺の方が「当たる確率」が上がります。

今年の限定は、「ほうれん草推し」になっています。

こちらのデータを見ると、ほうれん草の価格は下がっているっぽいです。

価格が高騰していない食材(トッピング)を付けて、売り上げを伸ばすというのも、やはり知恵を使った戦術だと思います。こういう全国展開しているチェーン店で、ここまで柔軟に動けるというのもまた、山岡家の強みかもしれません。

こういう柔軟さやしたたかさは、もっと他店も見習ってもいいかも?!

ほうれん草を付けることで、つけ麺一杯1010円になります。

1000円を越させてきましたよ~(・∀・)…

商売上手な山岡家さん💖

ってことで、、、

ジャジャーン!!!

こちらが、2023年山岡家(×極煮干し本舗)の限定、

和節とんこつ醤油つけ麺
ほうれん草増セット

であります!!

1010円なので、1000円越えの限定つけ麺ですね。

割りスープも最初から付いていて、ゴージャス感もあります👆

角度を変えて、、、

ほうれん草増しになっているので、なかなか彩華やかです。

ラーメンもつけ麺も、見た目=ヴィジュアルもやっぱり大事ですからね。

ほうれん草増しになることで、何とも言えない贅沢な気持ちになります。

見た目的には、昨年の煮干し豚骨と変わらないどころか、華やかになっています。

ものの価格や値段に対して、消費者がどう感じるかで、得かどうかが決まります。

ほうれん草を付けさせることで、「お得」と感じさせられるなら、それは戦略勝ちとなりそうです。

麺の上に置いてある海苔。

その海苔の上に、「和節」が乗っています。

この和節、鰹節や煮干しや宗田節や鯖節なんかがミックスされているのかな?

煮干しの価格が高騰している今、やっぱり「ミックス魚粉」が一番お得?!

つけスープはこんな感じです。

もう、見ているだけでうっとりします💓

このつけスープに麺を浸していくわけですね。

スープの味は、…なかなか不思議な味わい?です。

麺はこんな感じで、、、

山岡家の麺!って感じですね。

「家」は付いているけど、家系の麺とも違う山岡家の麺であります。

そして、いざ実食!

スープを一口飲むと、、、

「おおお!!昨年までの煮干しつけ麺と違う味わいだ!!」

って、驚きました。

あえて「和節」という言葉を使った意味も、なんとなく分かってきました。

今の時代を映し出すように「脱煮干し化」を果たした和風つけ麺になっています。

たれの威力も増していて、甘さと醤油の美味しさも前に出てきています。

山岡家独特のあのとんこつ臭も抑え気味で、食べやすいつけ麺になっているなって思いました。

あと、ほうれん草がホントよく合っていて、幸せな気持ちに包まれました。

(この10年ほど、尿管結石持ちなので、ほうれん草は日々控えており、余計に感動しちゃったかな)

チャーシューも、今の時代を示すように、少なめです。

もう「豪快さ」をアピールする「飽食の時代」は過去のものになったのかな?

ひょっとしたら、昭和の時代よりも物資的に貧しくなっているようにも…

なので、こういうお肉が少し入っているだけで、嬉しい気持ちになるものです。

物価が上がってどうにもならない。

そんな中で、できるだけお客さんを楽しませてあげたい。

そんな気持ちが伝わって来るかのような限定つけ麺になっていますね。

割りスープも最初から付いています。

山岡家特製の白濁豚骨スープ。

このまま飲むと、「純な豚骨スープ」の味を楽しむことが出来ます。

割りスープがあるので、味が濃いなって思う人は最初から入れてもいいんですよね。

この辺も、山岡家の柔軟さがよく表れているように思います。

残ったスープに割りスープを入れると、「豚骨醤油スープ」になります。

とはいえ、「家系っぽさ」は全くなくて、山岡家の豚骨醤油スープになります。

つけ麺のスープは濃いので、割りスープを入れると、結構最後までスープが飲めます。

***

というわけで、、、

山岡家の春の限定【和節とんこつ醤油つけ麺】の実食レポでした。

ほうれん草増しセット、おすすめですね~~😊

ここは、もう何のストレスもなく、静かに食べられるので、大好きです。

チェーン店(*レギュラーチェーン:直営店)ではありますが、そのチェーン店の良さをしっかりもっているお店ですね。

それに、とにかくいつ行っても開いていて、いつ食べてもまあまあ美味しくて(苦笑)。

そして、居心地が良くて、広々していて、誰かに会うこともなくて、、、

ラーメンフリーク的にどうこうっていうより、一生活者として、一労働者として、このお店は本当にありがたいというかなんというか、、、。

疲れ切った中年が一人でほっこりできるお店だなぁって改めて思いました。

こういうお店を愛するのも、また「Dr.keiっぽさ」かなとも、、、( ´艸`)

みんな大好き山岡家!

今度、辛味噌も食べてみようかな?!

山岡家の海苔も買えるんですね!!(何が違うんだ?!)

コメント一覧

Densuke
ご返信ありがとうございます。取り敢えず、食産業の人出不足について、、これはドイツでも同じです。ガストロノミー(レストラン、カフェとか)は賃金が安いだけでなく、労働時間が安定しない、週末休めない、そういった理由で圧倒的な人出不足です。特にコロナでガストロノミーが休店に追い込まれ、それまでの労働力が他分野に離散、コロナが終わっても彼らは戻って来ません。他の分野の方が条件が良いからです。日本の場合は人口減という大きな問題もありますから、状況は厳しいでしょうね。
さて次に、化学調味料に関してですが、お答えするのがなかなか難しい問題ですがマジメにかかせて頂きます。冗長になると思いますがお許しを。僕自身は味の素世代です。育った家庭では母親が働いていたので祖母がご飯を担当していました。基本的に彼女が作っていたのは明治の食生活を反映していたと思います。七輪で豆を煮るとか、魚の煮物とか、焼くとか炒めるとかは少なくて煮物がメインの食事体系でした。味噌汁も当然煮干、自分でかいた鰹節、昆布と椎茸で出汁をとっていました。ところが、梅干しに味の素をふりかけて食べるのが好きだったんです。味の素食べると頭が良くなるから、と頻繁に言われてました(当時の伝説ですね)。そんなバックグラウンドを知って頂いたところで、、大学生になって、とある教授が「君らは長生き出来ないよ、味の素食ってるから、、(ブランド名出しちゃいましたが、、)。僕らは無化調の質素な食事だったから健康で長生き出来てるんだ。そのうち日本の平均寿命は落ち込むだろう』というようなことを言ったので、ふむ、、考えるべきかなと思い始めたのです。その後、世界の対称性に関する本に、アミノ酸は約20種類存在するが、このアミノ酸を人工的に生産すると右巻きと左巻きのものが半々で出来る、自然界に存在するアミノ酸は全て片方に巻いていて、そのほぼ全てが左巻きである、と。人工的に作られたアミノ酸の半分(右巻きの方)に対して、人間は何の風味も感じない、と。巷で売られているグルタミン酸とかはこの右巻きを取り除く事無くごちゃ混ぜのまま売られているんだが、健康に害はない、と言う事に一応なっている、と。何だか考えさせられました。これが1980年頃の話です。その後、ずっとドイツで生活しているんですが、当然ドイツでも化学調味料は使われています。安くて味気の無い材料を使って美味しさを演出するには化学調味料が一番簡単な方法なんですが、自分で料理を作る事が増えてきて、美味しさを追求し始めると、食事のおいしさは素材次第と思うようになりました。素材を吟味すれば化学調味料は間違いなく不要になります。それ以上に邪魔になります。化学調味料が入っているというのは実感できますからね。今の東南アジアの食事とかモロ化調の味ですよね。そんな頃、一時相当売れたと思いますが、なにを食べたらいいの、と言う本を読んで、更に化調、そして外食産業に対する不信感が募りました。僕自身は20年位前から暫時有機栽培食品に移行し始めて、今では食べるものの半分以上が有機だと思います。当然外食も激減しました。同じ頃に友人から、食べるな危険!、という本を頂いたんですが、これもまたショックでした。安くて美味しいものを提供する、と言う事自体が現代に於いてはパラドックスでしかない、というかウソの多い材料や化調を使わないと成立しないものになっている、そう思っています。ですから僕の基本的な考え方は、みんなが美味しくて健康なものが食べられるようにするのが政治の役目である、ということ。世界の情勢を考えれば、これは今後更に難しくなって行くはずですが、安くて不健康だが、取り敢えず満足感が得られる食事を提供する、というのは間違いだと思っています。そういったきちんと作った美味しいものは高くて手が出ないというのであれば、賃金体系が貧弱だと言う事で、GDP世界2位(ですか、、まだ)の国家としては極めて恥ずかしい事だと思います。化調を使った料理というのはIrrwegだと思います。
とりとめなくなりましたが、教育学、社会学ゼミという側面を持つブログをかかれているKさんにはマクロ、ミクロ両面からラーメン、ひいては外食産業を問いつめて頂きたいと思います。
sehensucht
Densukeさん

またまたのコメントありがとうございます!

●「個人的に無化調派なので、好ましい対策とは思えないんです」とありますが、どうして無化調派なのですか??

●「ウクライナ侵攻が始まって以来、世界市場での高騰に比べると日本の価格は抑えられているんですが、それは政府が税金を投入しているから」というのも分かります。3月の報道では、100億円が小麦高騰のために政府がお金を出しているみたいです。
https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20230314b.html

●「世界市場に於ける小麦価格はロシアのウクライナ侵攻でぐっと高騰した後、再び下がっていて現在は2022年初頭のレベル…」というのも、データがありました。ただ、それは「下がっている」のか、それとも「(税金投入などで)下げられている」のか、どっちなんでしょうね?!

●根本的に問題なのは、こうした<食>にかかわる労働力(人材)がますますいなくなっている、ということだと思います。日本の食糧自給率の低さはもう言うまでもないですよね)
Densuke
補追訂正させてください。世界市場に於ける小麦価格はロシアのウクライナ侵攻でぐっと高騰した後、再び下がっていて現在は2022年初頭のレベルなんだそうです。
Densuke
仰る通り、日本の外食産業、特に個人店は非常に難しい状況になっていると思います。この状況は好転しないだろうとも思っています。ではどうするか、、難しいですよね。だから化調路線を突き進むべきなのか、個人的に無化調派なので、好ましい対策とは思えないんです。単純に小麦の価格だけ考えても、日本は輸入を政府が商社に委託していますが、価格決定は政府ですね。ウクライナ侵攻が始まって以来、世界市場での高騰に比べると日本の価格は抑えられているんですが、それは政府が税金を投入しているからです。Kさんが仰るように、米への移行が可能なものはトライされると思いますが、そうするとそのうち米も足りなくなるかも、、根本的に意識と構造が変わらないと中期的には行き詰まるのではないでしょうか。
sehensucht
しのざきさん

貴重な情報をありがとうございます。反映させました。そうだったのですね。

Densukeさん

ケバブ7ユーロ、ですか…💦 高くなりましたね。

「1000円という価格に拘るのは庶民の収入が増えないからで、円安で非常に大きな利益を上げている大企業優先の政治、そしてそういった大企業が国民に収入増の形で利益を還元しようとしていないことが問題なのでは?」というご指摘は、ごもっともで、そうだと思います。が、現実的には、日本はやはり収入増にはなっておらず、厳しい状況が続いています。

化学調味料と原発の話もすごく興味深いです。おっしゃっていることの意味は理解できます。マクロ的には。

ただ、ミクロ的には、ラーメン店は(一部をのぞいて)どこも疲弊しきっています(他の業界も同じでしょうけど)。その現実的な戦略として、「化学調味料」を出したまでです。かつてのラーメンには、大量の化学調味料が投入されていました。それゆえに、皆が「旨い」と言ってくれたのだと思います。

「食料は既に世界的な取り合いの状況になってきているし、需要と供給のバランスがロシアのせいもあって大きく崩れてきています」というDensukeさんのご指摘通り、本当に食料の「奪い合い」が起こっています。その中で、どう生き延びていくか。マクロの視点、ミクロの視点、どちらも考えていかなければいけないかな、と思います。
Densuke
多くの食原材料を輸入に頼っている日本ですが、円安が続いているだけでなく、食料は既に世界的な取り合いの状況になってきているし、需要と供給のバランスがロシアのせいもあって大きく崩れてきています。その上にエネルギー供給が危機的な状況に陥っているので食産業が値段を抑える事は極めて難しいでしょうね。Kさんもよくご存じのデナー・ケバプ、、先日こちらの新聞に各都市での価格調査が出ていましたが、現在の平均価格は7ユーロだそうです。5ユーロというのがあれば非常に安い、10ユーロというのもあって、店としての本音は10ユーロじゃないと利益は出ない、そういう状況です。2年前は3、5ユーロ、せいぜい4ユーロでしたから倍ですね。1000円という価格に拘るのは庶民の収入が増えないからで、円安で非常に大きな利益を上げている大企業優先の政治、そしてそういった大企業が国民に収入増の形で利益を還元しようとしていないことが問題なのでは?今日食べ物だけ切り取って美味しい不味いを論じるのは過去の(昭和元禄やバブルとかの)意識ではないでしょうか。
先日のブログで残念に思ったのは価格を抑えるためなら化学調味料を全面肯定するような論調で、これは極端な言い方をすれば電力価格を抑えるためなら原発を肯定するのと同じかなと。だいぶ昔にソイレント・グリーンという映画がありましたが、そういった状況に近づいている段階で、何を食べるか、というのは大変重要になってくると思います。
しのざき
いちおう訂正です。

店員さん曰く、山岡家は社長の方針で直営のみだそうです。

ぶしつけながらm(__)m
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「千葉市 若葉区」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事