Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

緊急下の女子高生がトイレで新生児殺害…

またもや、「緊急下の女性」の事件が起こった。

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トイレで産声したが…フラフラの女子高生が殺害

北海道警札幌豊平署は18日、十勝地方の高校の女子生徒(17)を殺人の疑いで逮捕した。

発表によると、女子生徒は15日午前、札幌市豊平区内の施設の女子トイレ内で、出産したばかりの男児を殺害した疑い。

男児の死因は窒息死で、同署の調べに対し、女子生徒は容疑を否認しているという。

同署幹部によると、同日午前、清掃員が女子トイレの個室から男児の泣き声がするのを聞いた。出てこないのを不審に思って呼び掛けたところ、女子生徒がふらつきながら個室から出てきたため、別の従業員が119番した。同署は、女子生徒の容体の回復を待ち、18日に逮捕した。

(2012年11月19日17時55分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121119-OYT1T01135.htm?from=main8

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匿名出産、あるいは赤ちゃんポストという選択肢があり、それを選んでいれば、彼女は犯罪者になることはなかった。けれど、彼女は17歳で「殺人者」となってしまった。もちろん、父親が裁かれることはない。「逮捕」され、生涯、そのことに苦しむのはこの女子だけである。

赤ちゃんポストという選択肢がなければ、こうなるのが当然の帰結となる。(もちろん赤ちゃんポストがあったからといって、彼女がその道を選ぶかどうかは分からない。ただ、「選択」できるというところまで至らないのが、今の現実である。

「またか」、という感覚にさえなる。

この問題に取り組むべき人間は誰なのか。どうしたらこうした問題は回避できるのか。誰がその回避に貢献しうるのか。

日本では、こうした女性に対する関心が極めて乏しいと思う。これほどこれに似た事件が起こっていながら、どこからもその非難の声や抵抗の声が聞こえてこない。もちろん、上の女子生徒の相手に対する怒りの声も上がらないのだろう。(逆に、赤ちゃんポストを非難する声は途方もなく多くある)

女性、妊婦、母子が救われない国、日本。。。

その責任を担うのはいったい誰なのか?!

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