Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

◆ANOMIE◆摩天楼オペラ◆待望の1stフルアルバムだ!

摩天楼オペラ、待望の1stフルアルバム☆

01.SEED OF ANOMIE
大作「ANOMIE」のプロローグ的SE。
ちょっと宮崎映画の出だしを感じるような。。。
アニメ好きの彩雨らしいというか、、、なんというか。
でも、こういうSE、大好き。

02.Dolce
01はSEみたいなものだから、事実上の一曲目。
ドロンドロンとした陰鬱な曲。
ライブとかだと、ファンがまだ様子見の段階、みたいな。
「体を揺らせ」って、ライブで熱く叫ぶんだろうな~
Dも、こういう感じで始めるが好きだったような。。。
曲的には、なんかよく分からないけど、おどろおどろしい感じ。

03.ANOMIE
アルバムタイトル曲。
妖しくて退廃的なベースラインから始まるヘビーでハードなナンバー。
恐らく、このバンド、このアルバムのイチオシ曲なんだろうな、と。
勢いがあって、インパクトがあって、迫力があって、メロがあって。
文句のつけようのない看板曲と言って過言じゃないだろうな。
ギターのリフが最高に気持ちよいんですが、、、
ヨーロッパのメタルのリフを意識したゴリゴリ感がたまらないんだな。

04.悲哀とメランコリー
シングルで聴くと、なんかぱっとしないなぁって思ったけど、
こうやってアルバムで聴くと、それなりに華のある曲だと分かる。
いや~、華はあるんだけど、なんか曲がやっぱぱっとしないんだよな。
サビのインパクトがなぁ~・・・ 惜しいところだ。
「売れる」と「売れない」の境界線上にあるっていうか。
もちろん演奏も曲もいいんだけど、どこか突き抜けてないんだな。
売れる曲の水準って、実はものすごく高いんだよなぁ。。。

05.月の砂
キーボードがいることをフルに売りにした曲、というか。
最初の出だしと中盤以降の展開がダイナミックでカッコイイ。
アナログっぽいんだけど、ものすごくデジタルな曲になっていて。
でも、最後はものすごくアナログな感じがするんだよなぁ。。。
摩天楼オペラの二面性がすごくよく現れている曲だと思う。
とにかく美しい曲です。。。

06.電脳パラノイア
最初、「ペガサス幻想」かと思った(汗)
これは、歌詞的にとても面白い。(ジャンヌ好きだろ?みたいな)
女をマインドコントロールしようとする男の歌、というか。
ホストの歌というか、なんというか。力んでなくていいな。
サビのメロディーが突き抜けててかっこいい。
本作で僕が一番オススメの曲。曲も詩も卓越している。
ちょっと最後が稲葉さん入ってますが、、、

07.EVE
既発表曲。そのままかな。
もうなんか懐かしさすら感じるんですが、、、(汗)
この曲のギターソロがとってもナイス。音もいい。
ソロ後のピアノ+ギター+ボーカルが圧倒的だ。
サビ最後の「抱きしめられる孤独を知るの」は詩的にいいね~

08.眠れる夜
これが一番ポピュラリティーがある。というか、一番売れそう。
苑って低音がすごく綺麗じゃないか~!!
いつも高音で歌ってるけど、もっとキーを低くして、
ダークな感じを出してもいいんじゃないのか?!?!
苑の低音がここまで魅力的だったとは・・・(汗)
この曲をバラードにしないで、ハードな曲にしたら、
かなりいけるんじゃないのか?少なくとも他のシングル曲よりいいぞ、、、

09.Last Game
シングル曲のリテイク。
これ、圧倒的に良くなっている気がするんですが、、、
Aメロをかなりいじっていて、B~サビの展開が激しく感じられる。
歌詞は(今となっては)かわいいなぁ~って思える感じ。。
ジャンヌばりの激しさとHさがある曲だ。

10.Sexual Entrapment
ゴリゴリでガツガツなハードナンバー。
これ、僕の超タイプの曲だな。カッコイイ曲だから。
ギターとキーボードの相性がすごくよくてとろけた(苦笑)
ただ、サビがちょっとパンチがなかったかな。シャウトが・・・(汗)
ここのシャウトは、やっぱ10人以上のスタッフの協力を得て・・・

11.Utopia
ギターAnziの曲で、インストロメンタル曲。
こういう曲を聴くと、AIONのIZUMIを思い出すなぁ。
Anziがテクニカルな要素をもちつつも、
雰囲気を大事にするギタリストだと分かる曲。
ただ、音にもう少し変化というか、動きがあるとよかったかな。
早弾きのメロが結構どれも似通ってて、飽きるかも。
(でも、早弾きが好きなのは十分伝わってきた☆)

12.瑠璃色で描く虹
最後のクライマックスにふさわしいドラマティックな曲。
イントロが微妙にVersaillesのデビュー曲と被ってる?
曲的には、Deluhiとあい通じるものがある。
ただ、サビのキャッチーさでこの摩天楼オペラのよさが出ている。
ギターソロも結構メロディアスで気持ちよいなぁ。
今のV系インディーズシーンの台風の目であることを感じる曲だ。
シンフォニックメタルの要素がたっぷりつまっているのもポイント大だな。
LUNA SEA+NEO VISUAL+シンフォニックメタル+ジャンヌ、、、

13.本質へと辿る愛
極上バラード。これ、歌詞がとてもいい。愛される→愛するに変わる。
曲的にはかなりLUNA SEAの影響が・・・あるのかないのか。
キーボードのいる強みを感じる一曲。ラストにふさわしい。

ボリュームたっぷりだ

摩天楼オペラは、メリーやムックやカリガリに代表されるネオV系以後の
ポスト・ネオV系の中心にいるのかもしれない。

ジャンヌ、D、ガルネリウスといった技巧派バンドの影響を受け、
ハードでテクニカルで雰囲気があってメタルっぽいバンドたち、
例えばVersailles、Deluhi、(最近の)Sadieらだ。

この一群は、かなりハードルが高いバンドたちだ。
ヴィジュアル的に群を抜いていて、
技術的にかなり訓練を受けていて、
世界観や雰囲気をどこまでも重視していて、
技術と世界観をどちらも極限まで追求しようとする。。。

特にVersaillesとDeluhiは演奏力が半端ない。
(無論、海外に出れば、これくらいのバンドはゴロゴロいるけど)
摩天楼オペラも、若手の中では本当に突き抜けている。

最初の頃よりも、全然パワーアップしてないか・・・(汗)

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