2006年、大ブレイクした藤巻激場♪
今年、石神さん一押しのお店。2006年4月オープン。いわゆるトムヤムクン・ラーメンで勝負するお店!
渋谷界隈にこんなすごいラーメン屋があったとは… 石神本の影響か,土曜日の昼下がりなのに店内は満員状態。店内は簡素で綺麗で厨房がかなり広い。だがそれ以上にコワモテの店主の存在がキラリと光る。服装もかなりキメててかっこいい。キンキラのネックレスがぎらりと光る。
メニューは一切書いてない。どうやって注文するかは行ってからのお楽しみ。かなり個性的なオーダーシステムになっている。ズバリメニューは(今日現在)赤と黒と白の三種。来店一回目は赤しか食べられない。というか,一番標準の赤を食べてもらいたいという店主の願いが込められている。つまり赤を最初に味わってもらいたいという店主の粋な計らいなのだ。まずそこに感動した。
赤(1000円)ライス付き(タイ米?!)
まずそのビジュアルにショック。左手前にレモン,右手奥に一輪の花,底の深い黒い器,彩り鮮やかなラーメン,まさにビジュアル系なラーメンなのだ。だが,ショックなのは見た目だけではなかった。僕はかなりどぎついスパイシーなタイ風ラーメンをイメージしていた。海外でいろんな強烈な食べ物を経験しているので,何でも来い!という覚悟で食べた。
そしたら,なんと!!普通に超美味いのだ!アジアンテイストのスパイシーな味が際だつけれど,日本人の舌に馴染むやわらかい味わいなのだ。トムヤムベーストやナンプラーやパクチーといったアジアンのスパイスと和のテイストがマッチしているというか… 酸味,辛み,渋み,甘み,あらゆる味わいが波のようによせては消える(同じことを石神氏も述べている)。にんじん,もやし,セロリ,ネギ,メンマ,団子のようなもの,そしてスープの底に眠る挽き肉。一杯のラーメンなのに,フルコース料理を食べている気分になった!
さらにさらに!コワモテ店主だけど,一人一人を大切にする丁寧な接客(このギャップが非常に印象的)。食べるエンターテイメントとしてもかなりのパフォーマンスだ。あらゆる面で完成された新星の登場だ!
藤巻激場
東京都世田谷区池尻3-19-5
03-5481-5838
不定休(でも、原則、土日もやってます)
石神さんのレポはこちら