ベースは鶏ガラと豚骨を煮込んだ動物系ラーメン。「とんこつ」と謳っている。スープは、結構よどんでいるが、決して濃厚ってわけでもない。いがいとサラサラしている。味も薄めで中華屋のラーメンという印象を受ける。メンマは普通。チャーシューは結構どす黒くて、ごわごわした「肉っ!」という感じ。味が滲みててインパクト大だった。
スープの表面に、黒い焦げたネギのようなものが浮いている。最初焦がしネギかな?と思っていたが、なんと『焦がしたエシャロット』で、かなり甘みが強い。豚骨の旨味とエシャロットの繊細さがうまくかさなった真面目な一杯だった。エシャロット(西洋野菜;玉ねぎの変種)は、香味野菜の一種で、ソースなどに用いられている(←エシャレットは日本産のらっきょうで、エシャロットはベルギー・フランスで採れる野菜のことを言う、なんて知らなかった・・)
ここ『吉ちょう』は、いわゆる町の中華屋さん。町の中華屋さんとしては最高級にうまい!!『超ハイレベルの町の中華屋さんの一杯』というか。こういうNO1というのもあるんだなとしみじみ。普通の定食屋さんの「昔ながらの中華そば」が出てくるようなところで、「焦がしエシャロット入り豚骨醤油ラーメン」が食べられるなんて、素晴らし過ぎる。地元の多くの人に愛されているのか、昼過ぎでも、客足は衰えていなかった。こういうお店こそ、「隠れた名店」と呼びたくなる。
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吉ちょう
千葉市若葉区みつわ台5-35-5
043-290-4520
11:00~21:30(中休みなし)
定休日未確認(火曜日ではない)