楽しい室内コンサート&パーティーの後、
本八幡の超人気店「魂麺」に立ち寄った。
魂麺で頑張っている友人の勇姿を拝見するために。
彼のことは、心底応援している。
きっと将来千葉を代表するラーメン店主になってくれるだろう。
その姿をこの目で見てみたい、そんな衝動が僕の中にある。
お店に入ると、その彼の姿が厨房真ん中にあった。
もうしっかり厨房をまかされている、そんな感じだった。
真面目に、浮き足立てずに頑張っている姿に心がジーンとした。
前に「塩魂麺」と「つけ麺」を食べているので、
今回は月限定のラーメンと魂麺(こってり)を注文した。
3月限定は「とことん豚」という群馬県安中市で育てられた豚を使った
チャーシューにとことんこだわったあっさりラーメンであった。
(ブランドで言うと、「イベリコ豚」とかが有名。こちらは国産ブランド)
二種類(二箇所)の肉が使われていて、
いわゆる通常のチャーシューと、こんがりと焼いた豚肉を
両方一度に楽しむことができる。
このとことん豚を最大限に際立たせるために、
スープはひかえめ、昔ながらのあっさりスープになっていた。
(とはいえ、そこは魂麺、なかなか奥行きのある立体的なスープになっていた)
スープはイメージ的にはすずらん@渋谷のスープに近い感じで、
あっさりとしているんだけど、パンチというか、インパクトがあるタイプだった。
インパクトはあるんだけど、でも味は極めてシンプル、というか。
だからか、チャーシューの肉そのものを、
他のものに邪魔されずに味わうことができる。
(でも、そこまで僕は食通じゃないので、
お肉そのものの素晴らしさはよく分からなかった・・・)
あえて言うとすれば、脂身がほどよくのってて、
ほどよく柔らかくて、ほどよく弾力性があって、
脂身と肉のコントラストがくっきりとした肉だった。
バランスのとれたお肉というか。
あと、麺に胡椒が練りこまれているのがユニークだったなぁ。
で、もう一杯。こちらは魂麺(こってり)。
背脂がものすごくたくさん入った白濁スープで、
結構こってりしているのだが、それほどくどくはない。
とても食べやすいこってりラーメンって感じかな。
素直に、「あ、これ、美味しいラーメンだなぁ」と思えた。
どこか特定のラーメンのパクリって感じじゃなくて、
素朴に美味しい、特徴のあるラーメンに仕上がっていた。
「先鋭的」というほど先鋭的ではないが、
かといって、古びたラーメンでもない。
ちょうどよいバランスの一杯!と思えるラーメンだった。
魂麺はあいも変わらず大人気だった。
若い女性だけのお客さんもいて、
幅広いファンを獲得しているラーメン店になっている。
安定してお客さんを集めることのできるお店こそ、
本当に強いラーメン屋さんと言えるのだ。
ここはそういう「強いラーメン屋さん」と言っていいだろう。
本八幡ってそれほど頻繁に来れる場所じゃないけど、
本当にいいラーメン屋さんがそろっている。
お金持ちになったら、本八幡に住んでみたいなぁ・・・